赤い雪 Red Snow [ 永瀬正敏 ]
【解説】
あの雪の日、記憶からも現実からも弟は消えたーーー/“人の記憶はこんなにも曖昧で、残酷なものなのか"/人は、強烈な体験の呵責、苦痛により、その間の記憶をすべて喪失することがある。犯罪者がやっていないと本気で思い込むことで、本当の記憶そのものを失ってしまう事もあると言う。また、一種の催眠作用で大昔の忘れていた事があるキーワードで呼び覚まされたり、あるいはそのキーワードによって現在の記憶が空白になる事もある。人間を過去から未来へ繋ぐものが記憶だとしたら、その記憶とは実に曖昧であり、人生もまた曖昧といえる。この作品は、雪の降る過去に同じ場所で同じものを目撃した人間達が、再び出会う事からはじまります。それぞれの「記憶」が氷解した先に見えるものとは何か?私たちは、見たいものだけを見、記憶したいものだけを記憶し、時に黒を白に塗り替えている。曖昧な記憶の裏側に、現代日本の抱える問題が見え隠れする壮大な人間ドラマ。記憶の拠り所だったはずの証言を、容疑者の完全黙秘で失った「被害者の兄」と「容疑者の娘」の物語。人間の「記憶」というものの曖昧さ、そしてそんな「記憶」によってしか生きていることを実感できない人間の儚さ・残酷さを、日本の美しい原風景・雪景色に重ね合わせて、観る者の心に突き刺さる映画になっております。/みんな俺が悪いんだろ
2019年2月1日公開の映画です。
申し訳ないですが、全く知りませんでした。
WOWOWで入っていたのを録画して鑑賞。
永瀬正敏さんが好きなので、録画してみたってかんじだったんですが…
いやー、重い。
映像も音楽も結構な重さです。
理解できない、人間の闇みたいな…
中村文則さんの小説のような、そんな重さだったんですが…
うーん。
ラストがなー…。
あの終わり方は、果たして正しかったのか。
なんか、もうちょっと…って気がしないでもないというか。
どうですかね?