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カテゴリ:飲食
また得体の知れない物体をご近所さんから頂いた。
先日、若ごぼうをくださったご近所さんだ。 俺が山に生えてるモノやら、山を歩き回ってるモノを獲ってきては喜んで食ってるのを知ってるので、俺がなんでもかんでも喜んで食ってくれると、このご近所さんは信じ切っているようだ。 泥の付着したこん棒みたいな物体。 見てくれだけでは味は皆目想像し難いことこの上ない。 山わさびというらしい。 そういえば聞いたことあるな。確か北海道・・・。 聞けば、やはり北海道からの貰い物が人づてで流れて流れて、ようやく俺の元へ到達したらいい。 わさびって、たしか漢字で書けば最初の文字が「山」という字だったよな。それなのに、更にその上に「山」を付けるとは、よほど山臭いのだろう。 山臭い味がどんなもんか確かめるためには、まずは食うしかない。 まずはすりおろした。 するだけで、ツーンとあのわさびらしい香りが鼻の奥の俺の恥ずかしい場所を刺激してくる。 そして、熱々のご飯の上に、贅沢かつ豪快に山わさびを乗っけて、熱々のお茶をぶっかけ、わさび茶漬けの出来上がり。 実食。 山わさびの山を切り崩し、ぐしゃぐしゃにご飯と混ぜ混ぜして、ゴゴゴゴ~と口の中へと豪快一気の流し込み。 ・・・辛、辛辛辛辛カラカラからからから!!!ひぃ~~っ!でも、旨っ! でもやっぱりかかかかからい。 喉の奥から鼻の奥へ、あのわさび独特の辛さが辛辣にくぐり抜けていくのである。 気が付けば、おでこにうっすらと汗も浮かんでいた。 いつも俺が食べてる沢に生えるわさびは、例えるならスカっと涼しく瑞々しく若々しい入学したての女子大生的辛さであるが、山わさびはどこか微妙に異なる、ちょっと腰を据えて落ち着いた、カウンターの奥でにっこり微笑む40歳台の美人女将的辛さといったところか。 どっちも悪くない。 明日は冷や奴に乗っけて食ってみよう。 話が飛ぶが、15年ほど前、大阪に就職で引っ越してきたとき、近所の飯屋で冷や奴を頼んだら、豆腐の上にカラシが乗って出てきたので、おったまげたことがある。 また別の居酒屋で冷や奴を頼んだら、やっぱりカラシだった。 恐るべし関西なのである。 冷や奴は誰がなんと言おうと断然、ショウガなのである。 ビールを飲まない日はあっても、冷や奴を食わない日は無いという、冷や奴党の俺にとって、これは非常に大事な問題なのである。 そして明日は、冷や奴に山わさびを乗っけるという新境地へ突入。 わざわざ山わさび冷や奴がどうだったのか、ブログに書くほどでも無いのだが、きっとそれはそれで旨いだろう。 広いニッポン、まだまだ俺の知らない食材が、どこかにあるんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月29日 22時13分46秒
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