FREEDOM 5
DVDも5巻目になりました。やっと手元に届いて早速、見ました。【STORY】時は23世紀。巨大フリーボートの落下による「大災厄」で崩壊した地球を捨て、月へ移住した人類はそこで、月共和国「EDEN」を建立し、平穏ながらも変化のない暮らしを営んでいた。そう教えられてきたタケルとビスにとって、目の前に広がる風景は、まるで信じられないものだった。38万kmの宇宙を越え、ようやく辿り着いた地球。そこには、どこまでも続く荒れ果てた大地と頭上に広がる鮮やかな空や見知らぬ動物達の姿があった。そしてあの大事故を生き延びた、わずかばかりの人々もまた・・・。タケルはそのなかに、月面で拾った写真の少女・アオの姿をついに見つけ出す。「ボクはキミに会うために来たんだ!」驚き戸惑うアオを尻目に、そう宣言するタケル。アオの住む村へと案内された彼らは、そこで貧しくもたくましく生きる人々。そして天に向かって聳え立つロケットの姿を目撃する。村は、もうすぐ開催される年に一度の“ロケット祭り”の準備で大忙しだった。大自然の脅威に対抗し、苛酷な暮らしを強いられる彼らにとって、夜空に打ち上げるロケットこそ、希望の星。そしてアオは、大昔から村に伝えられてきた伝承について語る。「見上げ浮かぶ黄金の星より、いつの日か必ずやもたらせられん、豊饒と繁栄、誠と叡智のかけら“FREEDOM”により導かれ・・・」一方のビスは、アメリカ横断の旅の最中、心の支えとなってくれた、ラジオのディスクジョッキー・アンナマリーの元を訪れる。「あなたの声はボクの力の源です!」そう言って差し出したプレゼントは、トライシクル・ビーグルのコンソール。その時、コンソールから警戒音が鳴り響く・・・!!急速な気圧の変化、超巨大ハリケーンの襲来。沸きあがる黒雲と吹き付ける暴風雨の中、タケルたちは一体何を見出すのか?そして「FREEDOM」という言葉に隠された秘密とは?月を飛び出した少年たちの成長物語は今、新たな局面を迎える!(DVD解説抜粋)「やっと会えた!」タケルが思い続けてきた少女・アオとやっと会う事になります。最初、何を言っているのか困惑するアオなのですが、タケルが持っていた自分の写真を見て驚き思わずタケルを抱きしめてしまいます。「届いた!本当に届いたんだ!受け留めてくれたんだ」自分達が宇宙に飛ばした写真がまさかタケルの手に渡って、月からやって来たとは・・・。地球では、月には人類が生息していないと思っていて、タケルたち月共和国では地球には人類が生息していないと思っていた訳ですが・・・この巻ではそういった事を含めてタケルたちが月からやって来たのは『FREEDOM』を持って来たと勘違いしている大人たちの会話にありました。この『FREEDOM』とは一体何なのか?今後のキーワードになって行きそうなのですが、この巻では、それを匂わせておいてタケル達がアオの村にやってきて年に一度開催する『ロケット祭り』に関する出来事が中心として描かれていました。とその前にアオが住む村にやって来たタケルを待ち受けていたのは、村の大人達が月からやって来たというタケルたちに「“FREEDOM”は何処だ」と尋ねられます。タケルは思わず「“FREEDOM”は此処にあるぜ!」と胸を指差しながら答えますが、その事ではないようなんです。ビスが「“FREEDOM”って何ですか?」と尋ねるのですが、どんなモノなのか答えてくれる人は居なかったんですね。漠然とした“FREEDOM”の存在。一体、何なのかはこれから解ってくるんでしょう。さてタケルたちは、アオの村に住む事に。アオの村には昔からロケットを夜空に打ち上げる風習があるのだと聞かされます。ロケットに自分達の願いを込めてメッセージを乗せて飛ばすのです。タケルが写真を拾ったのはその産物だったという訳です。そしてその日が、今年もやってきた。ロケットの準備は着々と行われていました。そんな中、ビスは旅の最中に心の支えになっていたアンナ・マリーのラジオ局がある事を知り、本人に会う事になります。アンナは、凄く格好良い女性だったんですね。大人な女性です。ビスは本人を見て興奮気味。プレゼントにまさかビーグルからコンソールを引きちぎって持ってくるとはやるな!ビス!!そしてタケルはアオと散歩に出かけます。タケルは初めて“海”に遭遇。大きな貯水池と勘違いした様ですが海を見て地球って凄いなと改めて思います。見た事のない動物,見た事のない海。何を見ても感動しているタケル。タケルはアオに話してなかった『エデン』の話をし始めるのです。それを聞いたアオは、月の人達が無事で良かったと喜びます。それは、自分が毎年、ロケットに願いを託した事だったからなんですね。そんな時、超巨大ハリケーンの接近に遭遇するんですね。アオが面倒を見ているリッキー少年が行方不明になる事件が。リッキーはロケットを守る為に一人、発射場で頑張っていたんです。そんなリッキーを見つけたアオとタケル。タケルはリッキーの思いの為に援助する事に。「みんなのメッセージを飛ばすために」必死になってロケットを守るタケルとリッキー。その姿を見て何時の間にかアオも手伝ってハリケーンが去るのを待ちます。その中、アオはタケルに何で月から地球にやって来たのか?と尋ねるます。タケルは「大好きなキミに会いに来たんだ」と正直な気持ちを伝えます。「私に会いに何万マイルも旅して来たなんてバカ言わないで!」と言われてしまいますが、その言葉にタケルは「そうだよな。バカな行動だと自分でも思うよ」それでも地球に来て良かった。アオと会えて良かったとタケルはアオに言います。タケルの協力の甲斐あってロケットは無事に。タケルとリッキーの間に友情が芽生えていきます。“ロケット祭”も予定通り開催する事に。ハリケーンの経験からタケルは『この星は、色々な顔を持っているんだな・・・それが地球なんだ』と自然の脅威を改めて認識します。そこへアオがやって来てタケルに今度はタケルの故郷に行ってみたいと伝えます。そして改めて「ようこそ地球へ。そしてありがとう」声をかけます。そして一緒にロケットを守ったリッキーに写真を渡されメッセージを書くように勧められます。「一緒に行こう月へ」アオに答えるタケル。そして「一緒にみつけようぜ“FREEDOM”」と付け加えて。アオとタケルの間がかなり近づいた様ですね。メッセージにはカズマやタイラにも地球を見せてやりたいと思いを託し、こう書いたのです。『オレもビスもアオも・・・地球も生きている』とCMのカズマが登場は無かったのですが、波乱前の静けさと言った感じで地球でのタケルたちを静観できたと思います。