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カテゴリ:本の紹介
今回の豪雨。「西日本豪雨」と呼ばれはじめたようですね。
昨日は僕も、まったくひどいめにあいました。 今も、大勢の方が豪雨被害の中にあることをおぼえます。 被災なさった方、救助を待っておられる方、泥や水、ゴミの流入で家屋に甚大な被害を受けられた方々に、神さまからの速やかな御救いと癒やしがありますよう、お祈りいたします。 昨日の朝から、出勤時も、帰宅時も、帰宅してからも、NHKラジオ第一放送(北九州 540kHz)で災害ニュースばかり聴いていました。 この時間になって、ようやく昨日の豪雨の疲れや緊張がほぐれてきたように思います。 七夕の今夜。門司に雨は降っていません。久しぶりに網戸にして部屋の空気を入替え、甘いインスタントコーヒーを飲みながら、TRIO R-1000 でラジオNIKKEI(6.055MHz)の軽音楽番組など聴いて、ほっとした時間を過ごしています。 さて最近読んだ小説。ガッサーン・カナファーニー著「ハイファに戻って/太陽の男たち」 5月の中山茅集子先生の講演会で少し話題にのぼり、会場にいた人たちも当然のように読んでいて、質疑応答などあったのですが、僕だけがそれを知らず、話についていけなかったので、恥ずかしく思い、遅まきながら読みました。 ここに描かれた悲劇は、パレスチナだけでなく、今やスーダンに、イエメンに、シリアに、ミャンマーにと、世界中に起こっています。しかしラジオニュースでそれを知識として知ったとしても、対岸の火事として捉えてしまいがち。そうではなく、自分の住む世界の現実として受け入れるためにも、この小説はお勧めです。 ところで昨日と、今日と、青空文庫で吉川英治の「三国志」を読んでいます。 この作家の作品、いつも読み始めたらやめられなくなるのですが、それはいったいなぜなのか? めちゃくちゃ会話が多いし、時々講談調になるし、情景描写は少ないし。ーーなのに読者は、五感をフルに使って物語を味わい、ハラハラしたり、爽快になったり。 願うらくは、僕もこんなふうに、読者を夢中にさせたいと思うのだけれど、いったい僕の文章と何が違うのか? いくら読んでもわからない。 わからないから、いい物が書けないのだと思うと、悔しいのだけれど。 しかし作家の仕事なんて、目の前のテキストがそのまま答えであるはず。 焦らず、諦めず、 舌なめずりして、盗んでやろう。 7/7 受信レポート 受信機 TRIO R-1000 JST 21:30-22:00 ラジオNIKKEI 6.055MHz SINPO 44344 今日は比較的良好に受信できました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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