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祈りと幸福と文学と

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2018.12.16
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カテゴリ:心象スケッチ
少し変な話。

いや、実はありふれた話なのかもしれない。でも
うまく説明できなから、やっぱり変な話だ。


礼拝中で、イザヤ書9章が読まれ、牧師が説教を始めた。救世主の預言の箇所だ。

 ダビデの王座とその王国に権威は増し
 平和は絶えることがない。(イザヤ書9章6節a)

この「平和」(シャローム)の意味は、神との関係が・・・と、牧師が説明し始めた時、
一つの情景が頭に浮かんだ。
これは、誰もが経験する、よくあることだろう。
一つのキーワードをきっかけに、
まだ行ったこともない景色が、目の前に浮かんでくるということ。




その時、私が思い浮かべた情景は、こうだ。

そこは古代か中世の、ヨーロッパか西アジア。
石畳の通りを歩いていた。
僕は、かなり大柄な中年の女性で、頭にかぶり物をしていた。
たぶん黄色い服に、赤いスカート(?)という姿だったと思う。
何に使うものなのか、広くて白い布を、他の衣類などといっしょに洗って、
家に帰るところだった。
荷馬車や人力車はみかけなかった。
町の人は、みんな歩いていた。

片田舎などではない。当時としては大きな町だったはずだ。
排泄物のすえたにおいが、どこでも濃く重く、漂っていた。

道の両脇に、古い建物がならんでいた。歩いて行く通りの正面にも、
古い町並が広がっていた。
町並のむこうには、険しい山々の連なりが見えた。

ながい戦乱が終わったばかりだった。
解放感にほっとしていた。
平和なのだ。
これからは、こんな安堵の気持ちで、スープを煮たり、
洗濯物を干したりするのだ・・・。

なつかしさがこみ上げた。
これから洗濯物を干すはずなのだけれど、あれは朝の風景ではなかった。
空の色は、むしろ夕方に近い色をしていた。

今日の礼拝、僕は司式だった。
だから空想に長く留まってはいなかった。
説教のつづきを聞きながら、しかし、
空想が浮かんだ時に、同時に感じた「なつかしさ」に、ひっかかった。

なにがなつかしいんだ?

金曜日までやっていて、月曜日から始まる今の職場での仕事や
うちの奥さんやマヒワとの毎日の生活よりも
空想の中の生活のほうに、生々しいリアリティーを感じたのは
なぜだろう?

僕はあの時、誰で、
どんな境遇を生きていたのだろう?

家族の顔は浮かばなかった。
結婚しないまま、齢をとった女だったんだろうか?

前世の経験?
それとも空想が行きすぎた?
それとも小説や映画や絵画の断片的な情報がでたらめにつながって、あたかも一つの経験のように、思い浮かんだ?


誰にでもあることなのかもしれないけれど、
やっぱり変な話だ。




#イザヤ書 #アドベント #礼拝 #空想 #平和 #シャローム #預言





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Last updated  2018.12.16 15:43:04
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