祈りと幸福と文学と

またご無沙汰しております。

虚構だと説明しても誰も信じてくれないような完璧な嘘を書きたい･･･という欲望に、ずっと思い悩んでいます。いえ、その欲望がまだまだ足りなくて、それがもどかしいのです。もっともっと欲望を駆り立てたい。完璧な嘘つきに完璧な詐欺師になりたい。
現実を全部虚構に書き直すことで、真実をみつけたい。経験していないことを経験したこと以上のリアルさをもって描き出したい。苦しんでいる自分を他人事として眺め、観察して、ありもしない虚構の材料にしたい。
そして。
自分の周囲にあるものを、徹底的に全肯定したい。そうすることで立体的になってくる、今まで見たことなかった別の世界を見てみたい。

今まで目をそらしてきたものは何だろう。それをみつけて踏み込もう。神がくれたこの人生を隅々まで味わい尽くそう。その覚悟は既にあるのだから。なんのことはない。入口で躊躇っていただけなのだ。入って行け。虚構と現実の境が曖昧になるまで入って行け。

てなことを考えながら、お庭に咲く紫陽花に目を細めております。うちの奥さんはどこからともなくやってくる野良猫の一匹一匹に名前をつけて遊んでます。マヒワは、なんと自分から「塾に通う」と言い出して父もずを驚かせました。今のところマジメに通ってます。みんな元気。
今日は沖縄慰霊の日。この日についての雑感は、​門司大里教会教会学校のブログ​に書きました。それでは近況報告まで。