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カテゴリ:心象スケッチ
昨日の日記に jiqさんからコメントをいただきました。感謝します。
>国東といえば、摩崖仏・日田の皿山・飛鉋の思いから、一度はとおもってましたが とのこと。 俳人であると同時に陶芸家の jipさんらしい、仏教芸術や陶芸への情熱。 同時に、その文化を継承する土地が被災したことを心にかけ、いたわる尊いお気持ちが伝わってきました。 そうと知っていれば、昨年の秋に日田市へ行った時、皿山を歩いて来るんだった(豆田町で一日遊んでしまいました)。 ところで、「摩崖仏・日田の皿山・飛鉋」が何のことかピンと来ない方もいらっしゃると思います。 まず「磨崖仏(まがいぶつ)」。 昨日の日記にも、最後に国東半島の熊野磨崖仏(国指定史跡重要文化財)の写真を一枚貼り付けましたが、 なんといっても有名なのは、大分県臼杵市の磨崖仏。こちらは国宝です。 (ホキ石仏第二群 阿弥陀三尊像) (ホキ石仏第一群 地蔵十三像) (山王山石仏) (古園石仏・大日如来) 写真は国東半島を歩いた翌日に、臼杵市まで足をのばして磨崖仏群を見学してきた時のもの。 まだまだいっぱいあるんですけどね。 平安後期から鎌倉時代にかけて凝灰岩の岩壁に彫られたもので、大きく4箇所に分けて、石仏もしくは石仏群を見ることができます。損傷が激しく彩色はほとんど剥げていますが、とても精巧に彫り込まれていて、実物を見たら、きっとびっくりしますよ。 でも、どうしてこれらの石仏を見て、「これは大日如来」「これは阿弥陀如来」とわかるのかなあ? 異教徒の僕には、全然見分けがつきません(笑) 次に「日田の皿山」そして「飛鉋(とびかんな)」 「皿山」は地名です。大分県日田市の「小鹿田焼(おんだやき)」の産地。 「飛鉋」は、焼き物の模様で、「小石原焼」(福岡県東峰村)や「小鹿田焼」に見られる独特の技法です。 これは、もず家でいつも使っている小鹿田焼(だと思います)のお皿。 中央部の「、、、、、、、」という連続した印象的な柄、これが「飛鉋」と言われています。 ちなみに、昨年7月の九州北部豪雨で、東峰村も日田市も甚大な被害を受けました。 心にかけていただき、本当に感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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