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カテゴリ:文章を書くこと
今さらですが明けましておめでとうございます。もずです。
木曜日に大寒波が九州にやってきて、金曜日から小学校も休校。僕のお仕事もお休みになりまして、ただいま4連休を過ごしております。 えっと。 2020年は僕にとって、書いたものが全部全部散々な結果に終わった屈辱の年となりました。これはいったい何なのだ! あまりの結果に再起を誓ったもず。1万円分くらい「意見の組み立て方」だの「アウトプットのやり方」だの「文章術」だのの書籍を買い占め、ブログも何もかもほったらかしにして読み漁った挙げ句、今の状況を打破するには学生時代にやっていた文章修行を一からやり直すしかないと、昨年暮れから取り組み始めました。・・・が、できません。学生時代のようには言葉が出なくなっています。この修行では考えちゃだめで、何を書こうかどう書こうかと考えるより先にペンを動かさなきゃいけないのですが、それができない。水道管に譬えると詰まって水が流れない状態です。こんなひどいことになっていたとは驚きなのですが驚いている場合じゃなくて、とにかくぶっ通しで猛スピードで大量に言葉を綴れるようガリガリガリガリ取り組んでいるところです。 で、 これをやっていて気が付いたのですが、僕の文章には骨密度がないといいますか、こう、スカスカなのだという発見に至りました。たとえば当たり前のことだともう書かないで省略しちゃえばいいじゃんとか、そういう横着な書き方をずいぶんしていることに気がついたのです。当たり前と書き手が思ったとして、読む側も当たり前だと受け止めるとしても、その当たり前にまず共感してもらう配慮が欠けている。そこのところの配慮を欠いて、情景描写ばかり丁寧にしたところで、それは「文章が書ける」とはいえない。結果としてスカスカなものになってしまうのも無理はないのです。 なので今年の抱負は「読者が実は知っていた『当たり前』を再発見し共感してもらえる文章を書けるようになる」ことです(ややこしいな)。昨年まで自分独自の文体でありリズムだと思っていた書き方も大きく見直して、ぎゅっと詰まったものにしていきたい。読んでいる人が思わず線を引きたくなる一言、SNSなら「いいね」ボタンをクリックしたくなる一言、それは、実は読者も知っている「当たり前」に改めて立ち止まり、再発見し、共感できるセンテンスなのだと思うからです。 この記事もかなりのスピードで書いています。読めるかどうかわかりませんが、書き直さない、削除しない、というのも修行のルールなのでこのままでいきます。 12月の初めからこのブログも完全放置状態だったので、近況報告も兼ねて。「サマルカンドで朝食」をお読みの皆様にとって今年が良い年になりますようお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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