珍国際の書斎

　いつものように焼鳥屋の戸を開けたら、常連客が一斉に珍さんを見て、「オーッ!噂をすれば珍さん！」と声が上がったアル。

　珍さん、何が起きたのか分からずキョトンとしていたのこと。



　しばらく焼酎を呑んだ後で、呑み仲間が、「いよいよ、これだ！」と床に置いてある電気釜を指さしたのこと。
　

何で、こんな所に電気釜が？

　蓋を開いたら、何やら炊き込み御飯らしき物が見えたと同時に、異様な臭いがしたのこと

　その瞬間、不吉な予感が！そう言えば、以前から、その呑み仲間が、「いつかクサヤの炊き込み御飯を食べさせる」と言っていたのを思い出したアル。
　



　ア、ア、ア、アイヤー！珍さんの不吉な予感は的中したアル。珍さんの目の前にクサヤ御飯が出されてしまたアル。

　「どうしても食べろ！オメーが喰わなきゃ、今夜の儀式が終わらない」と脅かされ、珍さん、「思えば短い人生であった。今夜が最後になるとは！！！死んだら家族を頼む!!!」と意を決して一口食べたのこと。

　美味い！・・・呑み仲間は、美味そうに食べる珍さんを見てガッカリしていたのこと。しょっちゅう食べたくは無いアルが、結構美味かったのこと。

　その後、別に焼いたクサヤを食べたアル。店ではオシボリが出るアルが、オシボリに臭いが付くと店のママが洗濯で苦労するからと、珍さん、箸で食べたアル。しかし、呑み仲間が「クサヤは手で喰え!」と怒っていたアルから、仕方なく手で裂いて食べたアル。

　今、こうやってブログを作っているパソコンのキーボードがクサヤの臭いになってしまたのこと。