珍国際の書斎

　昼飯の相棒が休んだアルから、一人でメシを喰えない珍さん、それでも何とか堪えられるラーメン屋に入ったのこと。

　珍さん、普通の店だと料理を頼んでから出てくるまで、目のやり場に困る為、一人では食べたくないのこと。この店は壁に向かって座席が並んでおり、料理が出てくるまで壁を見つめていれば済むのこと。まるで警察で拷問にあっている状態アルな。

　その壁を見たら、こんな貼り紙が有ったのこと。どうやら、この商店街のラーメン屋の優劣をファン投票で決めようとしているらしいアル。

　ところで、写真の右下に「モバイルサイト」の文字と、何やらグチャグチャした模様が見えるアル。若者なら当然知っているアルが、珍さん、これが良く分からないのこと。

　試しに恐る恐る携帯を向けたら、なんと、この模様がモバイルサイトのURLにナッタアル。

　携帯でこのサイトにアクセスして、何処の店が良いかを投票するシステムらしいアル。そして帰りにはレジの脇に在る機械に携帯をタッチすると、１票投じたことになるらしいのこと。世の中進んだものアル。半世紀前の科学少年にはついて行けない時代になったアル。