珍国際の書斎

　モトローラのラジオ修理に目途が付いたラジオ配線係長は、「ラジオの修理じゃ儲からない。年金だけでは足りないし、生活費を貰わなくっちゃ！」といつものパチンコ屋に出掛けたアル。

　店の入り口には、「今日は韓流がお薦め。冬のソナタと大長令が熱いよ！」と書いてあったアル。

　そういう物を信じやすいラジオ配線係長は、真っ直ぐに「大長令」の在るコーナーに向かったアル。

　「大長令」は４台あり、既に二人が座っていたアル。そこでラジオ配線係長、今日は誰も触っていない台に座ったアル。

　５００円玉を入れて、上の表示板を見たら、ア、ア、ア、アイヤー、誰も触っていないと思ったアルに、既に誰かが４７回回して駄目だから去った後だったアル。

　４７回も回して駄目な台は、一日中駄目・・・というのがラジオ配線係長の理論アル。来る台は２０回転以内で来るのこと。

　しょっちゅうスーパー・リーチが掛かり、如何にも直ぐにフィーバーしそうで、絶対に揃わない台をラジオ配線係長は「させそうでさけない悪女台」と名付けているアル。

　「これは絶対に悪女台だ」と思ったアルが、時既に遅し、５００円分の玉が出て来ているアル。余程、玉を持って移動しようかとも思ったアルが、「仕方が無い、５００円だけ寄付しよう」と、その台で打ち始めたアル。

　そして１２５発の玉が無くなろうとした時、何やら画面が賑やかになったアル。何事かと見ていたら、ア、ア、ア、アイヤー、フィーバーしたアル。

　慌てて１００円だけ玉を追加して打ち続けること１時間、８回もフィーバーしたアル。「今日は韓流の日」と書いてあったアルから、これだけで終わる筈は無いアル。

　しかし確変終了後、１３０回まで回したアルが、その間、何度も「悪女台」的な様子を見せたアルから、あっさりと止めてしまったアル。

　夕方になってその台を見たら、ア、ア、ア、アイヤー、２２回もフィーバーしていたアル。多分、６、７万円くらいにはなっていた筈アル。それでもラジオ配線係長は６００円が２３，０００円になったアルから大満足のこと。

　あのパチンコ屋は年金暮らし者の福の神アルな。また、お願いしま～す。

　　　　　　　　カムサハムニダ、カミサンハム煮た・・・