テーマ:なんじゃこりゃ?(104)
カテゴリ:なんじゃこりゃ
一昨日、珍国際本部長はラジオ配線係長、塗装班長、瓦版の写真師・写楽斎を連れて、世田谷のボロ市に出掛けたアル。 目的は勿論、「ポンコツ・ラジオの買い出し」のこと。 珍国際本部長は良い歳をしているくせに、先日、生まれて初めて乗った世田谷線(旧・玉電)が甚(いた)く気に入り、電車に乗ったり、電車の写真を瓦版の写真師・写楽斎に撮らせる目的も有ったアル。 珍国際本部長が乗る電車がやって来たのこと。すかさず珍国際本部長は瓦版の写真師・写楽斎に「上手く撮れよ!」と指示したアル。 子供の頃から電車の運転席の後に立って前の景色を眺めるのが好きだった珍国際本部長は大はしゃぎ。 反対側には赤い電車が止まっていたアル。 電車だけ撮影すると、まるでオモチャの電車アル。この電車を設計した人物は絶対に鉄ちゃんアルな。 10分程で、電車はボロ市会場が在る駅に到着してしまたアル。珍国際本部長は「もっと乗っていたい!」と駄々をこねて居たアルが、仕方なく降りて、会場へ向かったのこと。 会場本部に貼られていたポスター 会場はボロ市に相応しく、ヨレヨレのボロ人間で溢れていたのこと。若者の姿は皆無に等しかったアル。ア、ア、ア、アイヤー、かく言う珍国際本部長も、その一人アルよ。 珍国際本部長は、「腹が減っては戦(いくさ)は出来ぬ!」と、まず腹ごしらえをすることにしたアル。 駅を降りてすぐの場所で、もうもうと湯気を立てて、「さあ!美味いよ、美味いよ。ボローニャ・ソーセージが5種類も大盛りで、たったの500円だよ!」と賑やかな売り声と共に売っていたアル。 珍国際本部長は、さっそく買って、その場で立ち食いしたのこと。しかし、これが見た目に反して、冷凍物を上のオヤジが適当に暖めただけのシロモノで、中は冷え切っていたアル。 味も珍国際本部長がボローニャで食べて気に入った本場のソーセージとは無関係だったアル。 食べてしばらくすると、何やら胃がむかつき始めたのこと。どうやら、生焼けソーセージにあたったらしいアル。 珍国際本部長は店に戻って、 「これはボローニャ・ソーセージじゃなくて、ボロ・ソーセージだ!」 すると店員が ダンハン、ここはボロ市でっせ。ボロ市会場でボロ・ソーセージを売ったかて、問題オマヘンやろ? しばらく歩くと、またもや美味そうな看板が・・・ これまた愛想が良いオヤジが売っていたアルから、珍国際本部長は、「クシ1本(350円)と7個パック(1,000円)ひとつ!」と頼んだアル。 これまた食べてみたところ、イワシの味は皆無アル。四国や岡山辺りではイワシの揚げを売っているアルが、これはイワシがタップリ入って美味いアル。しかし、この「げんこつ」はイワシが入っている気配は無かったアル。 ボロ市に行く前にインターネットで調べたら、「ボロ市に行ったら、これを食べなきゃ損!」と書いてあったのこと。実体は、「これを食べたら損!」だったアル。 しばらく歩くと「ボロ市」とは無関係アルが、古本屋と覚しき出店で、客と店主が交渉していたのこと。 珍国際本部長は瓦版の写真師・写楽斎に「店主の顔をアップで撮れ!」と命令したアル。 アップで撮ってみると、「いい仕事してありますねえ!」。なかなか味の有る風貌だったのこと。 珍国際本部長:ところでオジサン、ここで何を売ってるの? オッサン:ワテが売り物デンガナ! これまた、ボロ市とは無関係な電球を入れたヒョウタンを売っていたアル。 珍国際本部長は甚く気に入って、値段を見たアルが、これで18,000円もしていたのこと。確かに素晴らしいアルが、値段も素晴らしいアル。 刑務所の社員(?)が作った製品も売っていたアル。 洒落のつもりだろうが、ちょっと、このキャッチ・コピーはなあ・・・ 「犯罪に手を染める」と言うけれど、染まった手は洗わなくてもいいの? 「ボロ市」なのに新品の臼を売っていたアル。 意味不明なキャッチ・コピー こういう場所には必ず現れるインチキ坊主。何の関係が有るアルか? ボロを買う、ボロを着たネーチャン リストラを喰った社員が腹いせに売ったのか? 結局、珍国際本部長、ラジオ配線係長、塗装班長は1軒の出店で、ヤフーのオークションなら3,000円で売っているようなトランスレスのつまらないラジオを8,000円で売っているのを見ただけで、ポンコツ・ラジオはついぞ見なかったアル。 「草臥(くたび)れ儲けの銭(ぜに)失い」の一日だったアル。二度と行きたくない! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月17日 11時43分53秒
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