珍国際の書斎

　珍さんが毎晩呑みに行く焼鳥屋で、毎月最終週の金曜日に集まるグループが居るのこと。
　
　この４人、小学校から高校までの同級生ということで、かれこれ５０年の付き合いになるらしいアル。

　彼らは偶には取っ組み合いの喧嘩をしながらも実に仲が良いのこと。まあ、仲が良くなければ未だに付き合っている筈は無いアルが。

　４人は勿論それぞれの人生を送ってきて、今、殆ど全員が年金暮らしに入っているアル。

　「三つ子の魂百までも」と言う通り、彼らの個性は昔から変わっていないのこと。それぞれが、昔ながらの個性を発揮して良い味を出しているアル。

　珍さん、そんな集まりが羨ましく、先日、一人一人の写真を撮っていたのこと。それをキャノンのPhoto　Stitchという写真合成ソフトを使って、１枚の写真に合成してみたアル。

　写真に詳しくない人は、「そんなもん、４人が一緒に写るように撮ればいいじゃないか」と思うだろうが、そこが素人の赤坂見附！

　４人一緒に写したのでは、それぞれの個性が出ている写真を撮るのは至難の技アル。それぞれが、同時にそれぞれらしい顔をする瞬間は殆ど無いのこと。

　だから一人一人を、その人らしい表情をした瞬間に撮影し、それを合成すれば、全員が個性的な顔をしている写真が出来るのこと。

　詳しく説明するのは省略するアルが、４人を一緒に撮ると一人一人は小さくなってしまうアル。

　細かい写真技術の話は省略するアルが、写真を合成する事によって、それぞれの個性が出た瞬間を、それぞれが小さくならないように出来るアル。

　こんな合成写真を作って、それぞれらしいコメントを書き込んでいた珍さん、この無名の会に「元気会？」という、これ以上は考えられない素晴らしい名前を思いついたアル。

　ちなみに、左端から、最近、犯罪になりかねない程、若いカミサンと再婚したばかりで幸福絶頂期の自営業者、古女房と付き合っている元サラリーマン、良く分からないオヤジ、ちょっとカマッ気を臭わせるものの、れっきとした妻帯者の銀行マンのこと。

　多分、これを読んだ人達がこれを真似して日本全国に流行るネーミングだと自信が有るのこと。そうなれば楽しいし、日本中に「元気会？」が誕生して欲しいものアル。