カテゴリ:読書
本屋さんの端末で、重森三玲さんの『枯山水』を探していたら、
『モダン枯山水』という本も引っかかったので、これも買ってきました。 いや、すごい。 『枯山水』の方は、エッセイ集なので、文字ばかりなのですが、 『モダン枯山水』は、写真での作品紹介がメイン。 なお、両親に、重森三玲の名を挙げても「誰?」だったのですが、 東福寺の庭園の写真を見せて、「これの人」と言ったら通じました。 (写真はwikiより転載) いいなぁ。話はたくさん聞いているけど、見たことないんだよなぁ…。 ----- で、巻末に、家系図・関係者図が載っているのですが、 子供たちの名前がすごい! 完途(カント) 弘淹 (コーエン) 由郷(ユゴー・娘) ※※(ゲーテ) 貝崙(バイロン) 「三玲」という名前も、本名ではなく、ミレーにちなんで、とのこと。 侮れません、明治生まれ。 森鴎外先生も、 於菟(おっと) 茉莉(まり・娘) 杏奴(あんぬ・娘) 不律(ふりっつ、夭折) 類(るい) ですからねぇ。 我々も、負けておれませんな(←間違い) 振槍 (しぇいくすぴあ) 努須途得伏木 (どすとえふすきー) 紋悟芽里 (もんごめり) 茶林謝 (さりんじゃー) とかどうでしょ?(←大間違い) 子供にこういう名前をつけると、ですね、 「おい、まるくす、食事の前に手を洗いなさい」とか 「こら、ふろいと、宿題を終わらせてから寝なさい」とか 「まったく、あいんしゅたいんは、数学が苦手なんだから」 とかいう会話が出来るわけで…(←巨大間違い) ===== さて、探していた『オバマ演説集』ですが、 神戸に行く父を駅まで送るついでに入った紀伊国屋書店にも、 もう一軒の行きつけの本屋さんにもありませんでした。 しかし、帰りに寄った喜久屋書店さんで発見! さっそく購入して、父に報告の電話を入れたら、向こうから、 「あったから買っておいたぞ。」 … …… ……… …………。 えっと、まぁ、2冊あって、困る本じゃないし。 ----- CD付なので、さっそく聞いてみたのですが、これは、すごい。 分かりやすい言葉。 メリハリの利いた抑揚。 畳み掛けるような繰り返しのフレーズ。 父曰く、 「ケネディ大統領の演説に似ている」 うちには、ケネディ大統領の演説テープがあって、 私も何度か聞いたことがあるのですが、 この抑揚の付け方は、確かに似ている。 ----- 「Change」 きっと何かが変わるのだと。 「Hope」 希望の持てる、新しい未来を夢見て良いのだと。 「Yes, We can!」 そう、それは、我々自身の力で達成できることなのだと。 ----- 彼の登場によって、ようやく、世界は、21世紀のスタートラインに 立つことが出来たのだと思います。 世界に武器と絶望をばら撒いたブッシュなんて過去に葬って、 我々は、明るく平和な未来を夢見るとしましょう。 「イマジン」を「平和を謳っているから」禁止したという、 狂った人々の支持した政権が、終わりを迎えたのです。 ----- ジョン・レノン&オノ・ヨーコは言いました。 「War is over! If you want」 そう。 われわれみんなが望めば、戦争だって、終わりに出来るかもしれない。 シニカリズムは要りません。 楽観主義的現実論で、世界は変わるかも知れない。 ----- 希望を、そして、何かが実現する可能性を、夢見せてくれた、 新しいアメリカ大統領に、神の祝福あらんことを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 5, 2008 02:11:12 AM
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|