カテゴリ:読書
ちびはち [ エドワード・ギブス ] 表紙であり、題名にもなっている「ちびはち」が、何かから逃げているようです。 「なんでにげるの?」という問いかけに、その次のページに逃げる理由となっている生き物が描かれます。 それぞれの生き物が、追われ、追いかけ、円環を形作る。 食物連鎖、という概念とは少し外れてはいますが、その入り口になっています。 訳が谷川俊太郎さん。 動物の名前を正確に、というよりも、オノマトペとしての動物への呼びかけを大切にして訳されています。 本来、絵本の動物の絵も、それが動物として「正しい」のか、というと違うわけで(だから、私は動物の写真集を買って見せることでバランスを取っているつもりです)、動物の名前を正しく覚える、ということよりも、楽しくリズムよく読むことに重点が置かれていることが、この独特の絵とマッチして面白い。 読み終わると、裏表紙の円環の絵の意味が分かります。 子供は終わった後で、裏表紙で遊んでいました。 非常に楽しい本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 8, 2013 11:10:39 PM
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