妻とケンカをした。介助する立場と受ける立場が前面で衝突して、修復できなくなった。お互いを思いやる気持ちは変わらないのだが、受ける立場の僕が相手の立場を考えない指示・行動をしてしまい、妻が困惑してキレたみたいだ。
確かに障害が重くなり、妻への負担が日を追って増えている。ヘルパーさんの訪問頻度を増やす、レスバイトの意味を含めた検査入院、こうなる前に事前対策は考えていたが、お互いの感情がはじけたのは病気になって初めてだろう。
僕は自分のことでいっぱいになり、妻の意思・行動に無頓着で、受ける立場が優先されると思い、住宅改修、介助内容、了解を得ないで勝手に推し進め、後の事なんか考えても見なかった。嚥下障害・排尿障害が“寒の戻り”で悪化し、入院・介助強化をひとりで立ち回れなくなった時、妻へのバトンタッチでは後に残された介助する立場の者はたまったものでは無い。
妻との関係を修復するには、お互いの理解と、時間が必要だろう。ちょうどM総合病院で検査入院を考えてところで、すぐケア・マネにメールを打ち、直にも入院を打診した。発病以来、入院経験が無く不安はあるが、古い殻に閉じこもっていては進展は無い。自分を見詰め直すのに良い機会だろう。
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