騒動。
昨夜、論文があとちょっとで完成というところまで到達したものの、やはり眠さに耐えられず、4時半頃沈没。それでも7時に起きて、熱いシャワーで無理やり目を覚まし、コンピューターの前に座り、ファイルを開き、さあ、あとちょっとだけ頑張って仕上げてしまおう、というところで、…ちょっと待って。どうして、このファイル、3章までしかないの?昨夜の時点で、5章まで書き上げてあったのに。。。ファイル名は間違いない。だけどなぜか、昨日の午前中が最終保存時刻になっている。そのあと、何度も上書き保存したはずなのに。日付で検索してみても、その名前のファイルは昨日の朝に保存されたきり。記憶媒体が外付けなので、寝る前に自分宛に添付ファイルを送ってバックアップの代わりにしたのだけれど、開いてみると、それも3章までしか書けていない。そういえば以前にも、知らないうちにメモリが不足していて、保存していたはずのSPSSデータが保存されていなかったことがあった。そのときよりはずっと性能の良いPCを使っているけれど、もしかして同じことが起きていたのかも。朝から夜中までずっとつけっぱなしだったし。慌ててはいけないと思うけれど、胸が苦しくなってくるのがわかる。どうしよう。deadlineは来週の金曜だけど、それはリサーチ・プロジェクトと卒業論文と両方の提出で、リサーチの方にはまだ手もつけてない。消えてしまったのは昨日の朝起きてから眠るまでの一日分だから、理論的には同じ時間かければ書き直せるはずだけど、寝る間も食べる間も惜しんで集中して書いていたし、もうあと数時間で完成だと思っていただけに、精神的ダメージが大きい。もう一回あれと同じだけ頑張らなくちゃならないなんて…なんて馬鹿だったんだろう、せめてプリントアウトしておけばよかった、と悔やんではみるが、今となってはもうどうにもならない。どうしたら良いかわからず、カレッジの指導教官・M教授の自宅に電話してしまう。ちょっと涙声になりながら何が起こったか説明すると、いつもどおりの低い落ち着いた声で、"May, what I know is, computers can't lose a file that easily. even when you can't find it, in most cases the file's stored somewhere""Yes, but I looked everywhere""because it's likely the file's stored in a strange place. Computers do silly things. We need a professional! - I'm gonna find one, so don't panic, be merry, eat something and wait for my call""In case we can't locate the file, do you think I can still make it in time?""Of course you can, You silly girl!""But how?""Hm, just by doing it"彼女らしい"no nonsense"だったが、電話を切ったあと10分ほどシクシク泣いてみたらちょっと気が落ち着いてきたので、顔を洗ってコンピューターの前に座る。だって、絶対見つかるわけないもん。だから、ただただ書いていくより他に方法なんてないんだから。まずは、どんな風にargumentを進めていたか書き出してみる。昨日書いたものだから、大まかなところはまだ記憶に残っていることがわかり、ちょっと安心する。そんなこんなで1時間半くらい頑張ったところで、M教授から電話が入った。"I found an IT officer in the college. I've been talking to her, and she's expecting you. Take a taxi, and don't forget your computer!"それで、ITオフィサーに会いに行ったのですが…。まずはファイル名からいろいろ探してみたもののやはり見つけられませんでした。その次に、昨日から今日まで更新されたファイルを検索してみる。そうしたら...昨日の夜中、更新されているファイルがひとつ。タイトルはまったく関係ないもの。開けてみたら、そう、それがなくなったと思っていた完成間近の論文でした。。。あまりの眠さにモーローとして、他のファイルの上に保存してしまったらしい。無口で無愛想な彼女が、良かったねと言ってニコッとしてくれる。自分のおバカさに腹が立つやら、ホッとするやらで、ちょっと涙が出てしまった。M教授に報告の電話を入れたら、ハイホー!と言って喜んでくれました。ごめんなさい、朝からお騒がせして…私、本当に早合点のスットコドッコイです。