テーマ:たわごと(26900)
カテゴリ:仕事
ボヤいても罰は当たるまい。。。 翻訳業界では、ミニマム(最低)料金を採用している会社が多い。 例えば、和文英訳のミニマム料金は、弊社の場合、5,000円。 たった1文字の翻訳の依頼にも、5,000円が課せられるのだ。 これが高いかどうかは各人の判断次第だが、理屈としては、原稿の整理・検討、翻訳家手配、社内チェック、納品という一連の手続きの最低部分の労力、そのコストは10,000文字のご注文にも、1文字のご注文にも等しくかかる。という考え方である。(あるいは、どんな仕事にも等しくかかる通信費等で説明した方が妥当かもしれない。) さて、とあるお客様のお話。 「次は大きな仕事を発注するから」とのことで、このミニマム料金の適用を免除すること数回。ミニマム料金を課さない習わしになってしまっているお客様がある。しかも、大きなお仕事は、まだ来ない。。。 このお客様、ご要求はエスカレートし、200文字程度の翻訳に、数十メガの参考データが送られてきて、さらにソフトウェア上で使用されるテキスト(の翻訳)であるため、*文字数制限もある。 (*文字数制限とは、例えばこのブログの入力画面で説明すると、「高機能エディタ」と言うタブがあるが、このタブのサイズの問題(制限)で、7文字では幅を取り過ぎるので、5文字にして欲しいという要求である。この場合、「高機能編集」などと短くなる訳を工夫する。この作業、時に単に翻訳する場合の数倍の時間を要するケースがある。) 閑話休題。 ミニマム料金免除が定常化してしまったこのお客様。 支払条件にも難あり。 このお客様のお支払い条件は、「月末締めの70日後の振込」である。 十分えげつない。。。 が、まあ、遊んでるよりいいからお仕事を受けてきた。。。 が、今回「翌月末締めの70日後の振込」との要求。。。どこまで行ってしまうのですか。。。 先述したミニマム料金は、海外提携先でも適用しているので、このお客様のお仕事を海外提携先に発注する場合、弊社に対してミニマム料金が課される。 しかも、海外の支払いサイトは極めて短い。(納品後2週間が大半) このお客様の案件は、海外提携先にミニマム料金を課され、お客様には文字数x単価での請求。赤字である。 しかも、海外提携先への支払いを済ませてから、60~70日後にお客様からの支払いを得られる。 何やってんだ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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