やれることをやれるだけ
札幌市の広報によれば市の財政は以下のようになります。一般会計 一般会計の当初予算は、前年度に比べ40億円、0.5%減の7,762億円となりました。「伸ばすべきものは伸ばし、変えるべきものは思い切って変える」ことを基本として、新たなまちづくりを進めると同時に、行財政改革プランに沿って歳入歳出の見直しを進めました。 特別会計 特別会計全体の予算は、前年度に比べ1,530億円、31.9%減の3,266億円となりました。個別の会計では、医療制度改革に伴い老人医療会計で1,600億円減の175億円、国民健康保険会計で146億円減の1,912億円となりました。 企業会計 企業会計全体の予算は、収益的支出と資本的支出を加えた支出総額で、前年度に比べ123億円、4.1%の減の2,859億円となりました。個別の会計では、水道事業会計で107億円減の633億円、下水道事業会計で73億円減の836億円などとなっています。総論でで言えば、地方交付税の削減や生活保護などにかかる扶助費の増額で財政事情は依然厳しく、事業は子育て支援や環境対策などに絞る。歳入のうち、市税は法人市民税が減少する一方、新築・増築家屋の増加で固定資産税などが増え、前年度比0・1%の微増。一方、地方交付税は大都市に優遇されていた補正措置が見直され、前年度より5・5%減った。歳出面では扶助費が依然増加傾向で、前年度比0・8%増。市の借金である市債発行額は476億円(前年度比2・2%減) 特別会計は、老人医療に関する会計の制度変更などで前年度比31・9%減り、一般、特別、企業の各会計を合わせた総額は一兆3887億円(同10・9%減)前年度費10.9%減の1兆3,887億円、4年連続で緊縮予算を敷いた。そんな中で厳冬期に入りかけた札幌市市民の高齢者は、あちこちのデパート、大きなスーパー、地域の地区センターや図書館などの公的施設で「暖」をとっているとの記事が新聞に載る。上田札幌市長の「福祉灯油」は財政難のため困難だという記事が載る。札幌市の職員に前年まで約50億円に増加されて寒冷地手当が支給になっているなんてことはあんまり記事ならないが・・・・赤平市職員給与が3割カットが大きく報道されたり公務員の給料も軒並みカットのここ数年の北海道。それでも15の政令都市のうち、この3年間で一般財源の債務を減らしたのは札幌市を含めて4都市しかない。札幌市の10万人あたりの職員の数は389人。去年までの15の政令指定市の平均は514人などという数字もある。国・地方の公務員同士の給与を比較すると昨年4月1日時点では、都道府県・政令市の平均は111・5。都道府県は平均108・7だった。最高は京都府の120・5で最低は北海道の98・8。政令市の平均は120・5と全市で国の水準を上回った。上田市制に関しては評価できる面が多々あるかと思う。で予算が決まれば末端福祉施設にも書類が来るのです。工賃倍増計画やら就労支援計画書やら補助金がうんたらかたら・・・・こんなもんだろうなあ・・・などと思いつつ予算のたたき台を作り来年度予算の振り分けに関してこれから協議するそうです。障害者の工賃アップを推進したり、就労に向けて頑張る施設とそうでない施設に振り分け、更なる差別化を図ろうということのようです。国の号令に右へ倣えなんて所も増えてるよなあなどと思いつつ、医療にも福祉にも市場原理が導入され若くて元気のある障害者には望ましい環境がゆっくりと整備されつつあり、それ以外は?などとも思いつつ。今までが良かったわけじゃ決して無いよなとも思います。2月末ころまでに話し合いと書類作りに追われそうだなあなどと思います。バブル景気以後に膨れ上がったこの国の更なる歪みは、緊縮財政ということでしか解消出来ないだろうなあと思いつつ、それでもあちこちに無駄は多く、白蟻に食い尽くされるようなこの国の状況。大企業と天下り官僚の腐食構造にメスが入り解消できたら随分とこの国は変われるだろうなあなどとも思います。働く人の環境の悪化も日々耳に入り、書いても気が滅入るしなあなどと思いますが現状の労働環境の中へ障害者がどれほど入って良いけるのか?壊れるだけじゃあ?などともシビアに思います。尽きる所小泉内閣が謳っていた痛みを伴う構造改革は、国民に平等に痛みを伴ってるのか?という問題に尽きるようです。いつのまにやらCEOなんて言葉が使われだし、貧富の格差は痛みの格差でもあります。札幌の中小、零細の企業、そして、日銭を稼いでいる労務者に仕事を与えることが、景気対策なのですが、雇用創出を出来るか?否かでいうと相当に厳しい現実があります。公共事業以外の雇用の創出、僕は農業や漁業や林業を今一度見直したら良いなと思います。過疎地が増え、財政難の地方都市が今一度再生したら良いな?なんて思います。この国の自立再生への道は問題だらけで険しいものがあります。民も官も末端ほど険しく涙ぐましい努力も追いつかずなんて話も多々ありますが、3月は滝川の保健所でライブや講演をみんなでやろうと思います。自分たちに出来ることは、ほんの僅かですがそれでもやろうと思います。過疎地の障害者の現状を知る良い機会ですし、ひと時だけでも勇気や希望や笑いを提供したいと思います。職場に自分のカメラを持ち込み撮影もしつつ、今度の木曜は回復の先駆者と僕が思う古い仲間のお話を撮影しようかと思います。やれることをやれるだけ仲間たちと細々とやりつつ悔いの残らない生き方をしていきたいと思います。(-∧-)合掌・・・