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2018年01月14日
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カテゴリ:お酒の話
最近の日本酒業界を見ていて、顕著になっていることがひとつある。
一部の蔵元や杜氏が、スターのような存在になっているのだ。

もともと日本酒マニアにとって、それを造る人は“崇め奉られる”存在になっている。
そしてメディアが発達している昨今、取り上げ方によっては必要以上に、
派手に取り上げられたりすることも多い。

しかも最近は蔵元も杜氏も若い人が増えてきている。女性も少なくない。
今風の若者だから、イケメンでオシャレだったりもする。
こんなこともその動きに拍車をかけているかもしれない。
以前から全国に名の知られた“名杜氏”という人たちはいたが、
そういうのとはまるで次元が違うハナシだと思わされる。

まあ別にそういうことをきっかけにして、日本酒ファンが拡大するなら結構なことだ。
ただその一方で、「スター蔵元」と「そうでない蔵元」との乖離を生みやしないか、
そういうことも気になったりする。

お酒に対しては常にフラットな気持ちで向き合いたい、
これは日頃私が思っていることだ。
同じことを日本酒ユーザーに求めるのは、ちょっと行き過ぎかもしれないが、
“有名かどうか”というだけで、それを「飲むべきものか否か」という
判断に直結させているとしたら、それはどうか控えて頂きたいと思う。
無名で地味な作り手が造るお酒の中にも、それらに負けないくらい旨い酒はゴマンとある。





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最終更新日  2018年01月14日 16時42分13秒
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