クチコミ評価
妻が友人からランチのお誘いを受けた。わりと最近出来たシャレたお店があって、そこへ行ってみたいわ、という友人に付き合うような格好でもあるらしい。どんなところだろう、ということで妻は前日に、そのお店を「たべログ」で検索して見てみた。するとどうだろう、クチコミ情報を見てみると、まだ開店して間もないので投稿は少ないものの、そのほとんどがあまり誉められた内容ではなかったのだ。「あまり期待しないほうがいい」というソフトなものから、「あの味でこの値段はちょっと無いんじゃないの?」、「○○円を捨てるつもりで行くならいいかも」、「たぶん私は二度と行かない」というような辛らつなものまであった。それを見て妻は心配になったらしく、「○○さん(その友人)に言って、お店を替えた方がいいかしら?」と言った。ただ私は、せっかく○○さんが提案したことなんだから、それを否定するというのは、彼女の顔を潰すことにもなるし、予定通りに行った方がいい、と妻を促した。だいたいクチコミ情報が今や侮れないとはいうものの、ただただそれに振り回されるというのは、あまりに主体性をかいた行動ではないか、あくまでも自分の目で見て判断するべきだ、とも付け加えておいた。そして先日、妻はその店に行ってきた。やっぱり「.....ん~、ちょっとね.....」という感じだったらしいが、さりとて非難轟々とまではいかない様だ。ネットでの情報はリアルな声なので貴重である、と同時に、所詮は無責任な垂れ流し情報である、という両極端な見解の狭間で、どうやって付き合っていけばいいか、改めて考えていかなければいけないなと思った。