ブログと「Twitter」
他の方はどうか分からないが、私は自分のブログの過去の記事を時々読み返したりしている。○年前の今日はどんなことを書いたんだっけ、とか、あの頃はどんなことを考えてたんだろう、とか、そういうことに興味があるのだ。ブログというものはそもそも「Web日記」なのだから、そういう風に過去を振り返ることはごく自然なことだと思う。言うなれば、私自身の「アーカイブ」とも言えるだろう。ところで私は最近、ひょんなことから「Twitter」も始めた。最近では、原口総務相が地震の「Twitter」で津波情報を流したということで、ちょっとした話題になっている。「Twitter」は「ミニブログ」という言い方もされるように、140字限定で手軽に投稿していくものだ。「Twitter」という言葉自体、そのまま訳すと「つぶやき」という意味で、文字通り実生活の中での自分の「つぶやき」を文字にして、WEBにアップするというものだ。これが最近ブレイク中で、中には表現の手段がブログからこちらに完全に移ってしまった人も少なくないようだ。確かにそれは頷ける。即座にアップ出来るという点では、ブログとは比較にならないし、自分の「つぶやき」が自分をフォローしてくれているフォロワー(場合によっては何万人単位)の手元にすぐ表示されるというシステムも、功を奏している。しかし発信件数が多い分、その1回分の「つぶやき」の賞味期限も極端に短く、自分のつぶやきでさえ1日経ってしまうと、もう探し出すのに苦労するのだ。そうなると、自分の書いたことを読み返すのが好きな私のようなタイプだと、全面的に「Twitter」に依存してしまうことはできないのである。「Twitter」はもともと、「情報を消費」するようなタイプの人に向いているツールかとも思う。私はそういうタイプでは無いので、いまだにブログを手放せないでいる。おそらくはこのまま両者を並行させる日々が続きそうだ。