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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:カナダ映画
2003年 カナダ レイモン・ブシャール デヴィッド・ブータン ストーリーは、カナダ、ケベック州のサントマリ・ラモデルヌ島。人口125人のこの島は、かつて漁業で栄えていたが、今では島民のほとんどが失業手当に頼る生活を余儀なくされていた。そんなある日、この島に大規模なプラスチック工場誘致の話が舞い込んでくる。建設には、“島に定住する医師がいること”が絶対条件。しかし、この島は長らく無医島になっていた。そこで、折良く島に1ヵ月滞在だけすることになった青年医師クリストファーがそのまま定住したくなるよう、島民が一致団結してクリストファーをダマそうとういうことになるのだが…。 よく都会に住んでる人は島は「のどか」でいいなぁ~って言うけど、島の人たちにすれば医者不足など大変な事もあるんですね。 過疎化がすすみ仕事もなく年金生活を送る島民には医者さえいれば工場が誘致出来るって事で、騙してでも医者を住みつかせようとします。 島民が聞いた事もプレイした事もないクリケットの試合をするシーンが面白かったです。 医者にバレそうになったら勝手に試合終了にして大騒ぎ! おもっきり不自然やけど勢いで嘘を演じきります。 さらに医者の実生活を知るために盗聴器を仕掛けたりなりふりかまわずって感じです。 釣りをすれば島民が潜って医者の針に魚をつけたり、必死さが伝わってきました。 憎めない嘘ばかりやけど盗聴は犯罪ですよね(笑)。 いつバレるんやろってスリリングな展開も良しです。 でもしょせんは嘘でしかないんですよね。 クリストファーの人間性に惹かれだした島の人達は、次第に罪悪感を感じるけど工場誘致のために嘘を続けます。 その葛藤が観ていて胸が詰まるおもいでした。 確かに嘘というのは悪いものですが、この島民の状況を考えるとクリストファーには悪いけど、仕方ないのかな。 普通に考えて島に医者がいてないってのはおかしいですよね。 こういう状況は政府が何とかするべきです。 最後のルイス医師とジェルマンのやりとりが全てです。 嘘で芽生えた本当の友情って感じがしました。 これカナダ映画やけど、言語はフランス語なんですよね。 カナダってフランス語も主流なんですか? 評価(3.2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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