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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:フランス映画
2004年 フランス ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ジェラルディン ペラス フランソワズ・ファビアン ストーリーは、この日、久々に再会し離婚手続きを終えたマリオンとジルはホテルで肌を重ねた。しかし2人の間にはもう元には戻れない隔たりがあった。彼らがジルの兄らをディナーに招いた日、ジルは一度だけの浮気を得意気に語り、マリオンの笑みが消える。マリオンの出産日、ジルが戸惑った末に立ち会わず、2人は痛みも喜びも分かち合えなかった。結婚式の日、熟睡したジルをよそに外出し、見知らぬアメリカ人青年とキスしてしまうマリオン。出会いの日、夏の休暇で恋人とカプリソに来ていたジルは、そこで得意先に勤めるマリオンと知り合う…。 ある一組のカップルの恋愛の軌跡を、離婚から恋に落ちた瞬間へと時間軸を逆に辿りながら描いたラブ・ストーリー。 監督は【8人の女たち】や【スイミングプール】の名匠フランソワ・オゾン。 2人の分かれ路を、別れ、特別なディナー、出産、結婚式、出会いと5つのエピソードに分けてるのですが、結論から言うと出会った時に既に溝があってその溝がエピソードを重ねるごとに深くなっていってます。 ストーリーを読んでても分かるけど結婚式の日の出来事からしておかしいでしょう。 なんで結婚したん?って疑問に思ってしまいます。 離婚に至った理由をエピソードで探そうって思ってたけど、全てが離婚の原因に思えました。 この2人の結婚生活に幸せを感じた瞬間はあったんやろうか・・・。 人生には必ず別れ路があるけど、この2人の別れ路は相手の事を考えれば簡単に回避出来るような事なんですよね。 結局相手の事を思いやれないような結婚生活はこの映画のような結末が待ってるのかも。 5つのエピソードでの2人がなぜこのような行動をするのか理解できなかったです。 もっと説明があってもいいのに、サラっと流してしまうように進むので2人に共感出来ません。 結婚式の日に違う男性とキスするってその理由は? これもフランス映画がお得意の観客に答えを考えさせるパターンなんですかね。 それならそれでもう少し2人の心情を丁重に描いてくれないとダメですね。 ちなみにこの映画のラストもこの先はお客様の想像におまかせしますって感じです。 何気ない言動にも相手を不愉快にさせる事があるけど、それはどんな夫婦にも起こり得る事で妙なリアルさを感じた。 フランソワ・オゾン監督の映画って結構好きやったけど、この映画だけはちょっと苦手です。 あつぼうでは答えを探し出せなかった映画でした。 評価(1.9) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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