TAXi(4)
2007年 フランス サミー・ナセリ フレデリック・ディーファンタル ベルナール・ファルシー ストーリーは、レーシング仕様に改造したプジョー407でマルセイユを駆け抜けるタクシー運転手ダニエルと、相変わらずドジばかり踏んでいる刑事エミリアン。彼らは、それぞれ成長した息子たちのサッカー見学に興じるなど穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、エミリアンに、17ヶ国から指名手配され“ベルギーの怪物”と呼ばれる凶悪犯を護送する、という重要任務が舞い込んでくる。だが、無事に署まで連行したのも束の間、エミリアンのドジが原因で逃亡されてしまう。そこで、エミリアンはダニエルの協力を得て犯人一味の逃走先であるモナコへ急行。一方、エミリアンの妻で美人刑事のペトラは独り凶悪犯の一味へ潜入、危険な極秘捜査に当たっていたが…。 もうこの映画は【TAXi】シリーズとは呼べない別物になってました。コメディ色が凄く強くなってるのですが、初期の頃と較べると全然笑えなくなってきてます。お約束の笑いなんですが、4作も同じ笑いを提供されても観てる方は慣れてしまいますからね。カーアクションもかなり抑え気味になっていて、今までのシリーズを知ってる人には物足りなく感じるでしょうね。まぁ~ここまできたらマンネリ化してしまうのは仕方がないけど、このシリーズはスピード感溢れるカーチェイスが見どころの一つやったので残念です。それと相変わらずドジばかりするエミリアンにも腹が立ってきました。彼がドジをしないとこのシリーズは始まらないとは言え、ドジにも限度があるやろうってツッコミたくなります。今回の目玉はサッカー選手のジブリル・シセが出演してるところです。本人役で登場するけど、サッカー場にタクシーを乗り入れたらダメでしょう(笑)。正直それ以外に見どころを発見する事が出来なかったのですが、フランスでは絶大な人気を誇るシリーズなんで、まだ続編が作られるのかな。そのうち、エミリアンやダニエルの子供達が成長して番外編が出来そうな気がします。シリーズをとおして見てる人はレンタルしてもいいけど、それ以外の人はテレビ放送待ちでオッケーです。でも吹き替えをしてるオリエンタル・ラジオの評判がすこぶる悪いのが気になるところです。なんでオリエンタル・ラジオの2人が?って思いますよね。ただの客寄せパンダなんですけどね(笑)。評価(2.3)