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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:フランス映画
2004年 フランス
ジェラール・ジュニョー ジャン=バティスト・モニエ ジャック・ペラン フランソワ ベルレアン ストーリーは、世界的指揮者のピエール・モランジュは母の葬儀のため帰郷した際、子ども時代の友人ペピノから一冊の日記を手渡される。それは彼の当時の音楽教師クレマン・マチューが遺した形見だった。1949年、フランスの片田舎。“池の底”という寄宿舎に新たに赴任してきたマチュー。そこでは、親をなくした子どもや、素行に問題ある子どもたちが集団生活をしていた。子どもたちは心に問題を抱え、校長はそんな彼らに容赦ない体罰を繰り返していた。マチューは子どもたちに本来の純粋さ、素直さを取り戻してもらおうと、“合唱団”の結成を決意す。 フランス映画史上前代未聞の大ヒットを記録した映画です。 公開15週で750万人を動員し、フランス人の8人に1人は観たというほど多くの人に愛されてる映画です。 よくある展開やけど期待通り安心して観れる映画でした。 天使の歌声と称されるジャン=バティスト・モニエの歌声は美しく響きわたってました。 あまりの凄さに吹き替えかなって思ってしまったけど、ほんとそれぐらい凄いんですよ。 彼はサン・マルク少年少女合唱団の一員であるのですが、この映画のヒットとともにサン・マルク少年少女合唱団のサントラもヒットしました。 彼の歌声を聞くだけでも価値のある映画です。 ボーイズソプラノって少年の成長とともに失われていくんですね。 そう考えると凄く儚いです。 問題のある子供達を温かく包み込むマチュー先生を【バティニョールおじさん】のジェラール・ジュニョーが演じてました。 彼の演技って独特の雰囲気があって観ている人を惹きつけますよね。 マチュー先生役もコミカルでありながら生徒の事を考える真剣な眼差しは、親元から離されて施設に入れられてる子供達に何かを授けようとしてるようにみえました。 決して熱血教師ではないマチューやけど音楽を通じて生徒達と心が通じていきます。 最初は嫌々歌ってた子供達も音楽の素晴らしさを知り変化していくのが良かったです。 でも指揮台の役をさせられてる子供は少し可哀そうでした。 ちょっと音痴やからってあの役はないでしょう(笑)。 この映画がフランス映画でなかったら最後も大勢の前で歌ってハッピーエンドやったやろうけど、そこはフランス映画。 一筋縄ではいかないですよ。 でもあつぼうはこのラストはアリやと思います。 音楽を介してるので【ブラス】や【リトル・ヴォイス】などが好きな人なら楽しめますよ。 この映画はタイニーポエムさんの評価が良かったので観ました。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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