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2007年01月09日
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カテゴリ:フランス映画


2002年  フランス  
カトリーヌ・ドヌーヴ  エマニュエル・ベアール  イザベル・ユペール  

ストーリーは、1950年代のフランス。クリスマスを祝うため、雪に閉ざされた大邸宅に家族が集うこととなった。ちょうどその日の朝、メイドのルイーズが、一家の主マルセルの部屋へ朝食を持っていくと、彼はナイフで背中を刺され死んでいた。外から何者かが侵入した形跡はない。電話線は切られ、雪で外部との連絡を完全に絶たれた8人の女たち。祝祭気分は一転、彼女たちは疑心暗鬼を募らせていく。やがて、互いの詮索が始まる。そして、次々と彼女たち一人ひとりの思惑や秘密が暴露されていく…。  

この映画はかなりお気に入りになってしまいました。
はっきり言ってハマッてしまった!
フランソワ・オゾン監督の作品の中ではこの映画が一番好きって言いきれます。

8人の女たちがそれぞれ嘘と隠し事を持ってるのですが、誰かがその嘘を崩していって意外な事実が明らかになったりしてかなり楽しめました。
嘘というものは崩れ去ったら脆いものですよね。
随所に8人の女たちがミュージカル風に歌を歌うのですが、これがこの映画の薬味になっています。
人によってはこのミュージカル部分が邪魔に感じる人もいてるでしょうね。
歌が始まってしまうとなかなか本筋に戻らないですからね。
サスペンス映画と思って観るよりも8人の女性のドラマって思って観た方がツボにハマルかも・・・。
途中で結末がちょっと分かってしまうけど、グイグイとひき込まれていく映画です。
ラストはやっぱりこれだけ嘘で固めた話なんでスッキリするようなものではなかったです。

しかしこれだけ豪華な女優を集めれたなぁ~って素直に感心しました。
主演の8人全員が2002年ベルリン国際映画祭で銀熊賞をゲットしたんですよ。
個人的にはヴィルジニー・ルドワイヤンに目を奪われました。
これからの彼女にかなり期待したいです。
まぁ~【ザ・ビーチ】に出演したのは彼女の汚点でしょう。

この映画はリアリティなど求めないで観る方が楽しめますよ。

評価カクテルカクテルカクテル(3.3)





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最終更新日  2007年01月10日 22時49分02秒
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