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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:スペイン映画
2004年 スペイン/アメリカ クリスチャン・ベール ジェニファー・ジェイソン・リー アイタナ サンチェス ギヨン ストーリーは、工場で平凡な機械工(マシニスト)として働くトレバーは、極度の不眠症に陥り、すでに1年間もほとんど眠っていない状態だった。身体は痩せ衰え、誰もが心配する中、それでも毎日仕事に向かい、黙々と働くトレバー。そんなある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不気味な張り紙を見つけ奇妙な不安に襲われる。それと前後して、彼の周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。同僚が機械で片腕を失う事故に遭い、トレバー自身も危うく命を落としかける。そして、その影には新入りの同僚アイバンの姿が。ところが、トレバー以外の誰もそのアイバンという男の存在を知らなかった…。 え~とにかくクリスチャン・ベールの激痩せに尽きる一本です。 この映画のために30キロ近くも減量して撮影に挑んだのは凄いのですが、骨と皮だけみたいになってまで演じたのが虚しくなってしまうような、ありきたりなストーリーやったのが残念です。 劇中のセリフで「それ以上痩せたら死ぬわ」って言うけど、ほんと限界まで痩せてましたよ。 この映画を観ていて少し前に観た【シークレット・ウインドウ】とよく似た内容やなって思いました。 こちらは不眠症によって精神的に追いつめられていき正体不明の人物が目の前に現れるようになります。 原因は違うけど2つの映画には共通点が多かったです。 人間って一年間もほとんど寝ないで生きていけるもんやろうか? それで仕事もしていて生活してるけど、普通なら3日間ぐらい寝てなかったらもう限界ですよね。 若かったらまだしも、この映画の主人公は30代~40代って感じなんでもっと早く限界がきそうです。 不眠症がどれだけ苦しくて大変かはクリスチャン・ベールの体を見たら伝わってきます。 この映画の主人公のように寝る事が出来ないなら生き地獄ですよ。 内容的にはありきたりやけど映画の空気が冷たい感じがして良かったです。 これは監督の色使いの巧さやと思います。 それほど盛り上がりはなかったけど眠くならなかったのは、この独特な空気のおかげかな。 謎解き要素があるけど、答えが少し弱いような気がしました。 もっと衝撃的なラストを期待してただけにちょっと肩透かしをくらった気分になりました。 個人的にこの映画でオススメ出来るのはクリスチャン・ベールの激痩せと、久しぶりに観たジェニファー・ジェイソン・リーの姿だけです。 彼女の老けたなって思ってしんみりしてしまいました。 結論!現実と妄想の境界線を楽しむ映画かな。 評価(2.5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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