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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:フランス映画
2006年 フランス フレディ・ハイモア ミア・ファロー マドンナ デヴィッド・ボウイ ロバート・デ・ニーロ ストーリーは、好奇心旺盛な10歳の少年アーサーは、4年前に失踪した冒険家の祖父が残した古い書物を読み漁り、冒険家を夢見ていた。だがある時、家の借金返済期日が2日後に迫っており、立ち退きの危機にあることを知らされる。祖父がアフリカから持ってきて裏庭に埋めたはずのルビーを借金の返済に充てれば助かるようだが、それも見つからない。そんな中、アーサーは裏庭に宝物が隠されていることを示す地図を発見。そこには体長2ミリの民族“ミニモイ族”が住む地下世界があり、宝物を得るには“7つの王国”に行かなければならないようだ。さらに、祖父がその世界で行方不明になったことを知ったアーサーは、祖父と家族の危機を救うため、自らその未知なる世界に入っていくのだが…。 リュック・ベッソンが自ら著わした原作を映像化したファンタジー映画です。 あつぼうはこの原作の1作目【アーサーとミニモイたち】だけ読んだ事があるのですが、よくこの世界を映像化出来たなって感心しました。 読みながら頭に描いていた世界感と映画の世界感が同じような感じやったのが嬉しかったですよ。 フランスでは記録的大ヒットで成功を収めたけど、ハリウッドでは大コケしたんですよ。 アメリカ用の声優にマドンナやデ・ニーロなどを選んだのが失敗の原因やってアメリカの配給会社に噛み付いてるみたいやけど、原因はそれ以外にもあると思いますよ。 まぁ~ヒロイン役のマドンナの声は確かにあってなかったような気もするけど。 とにかく映像化する事によって、内容が子供向けやったって事も思い出してしまいました。 全体的に子供向けって内容なんで大人が観ると少し物足りない部分があります。 ミニモイたちも容姿もなんか糸で操られてるような人形みたいやし、戦いのシーンではオモチャが戦ってるように思えました。 リュック・ベッソンが描きたいミニモイがこの容姿やから仕方がないとしても、もう少し考えて欲しかったなぁ。 逆になんでフランスで大ヒットしたのか疑問です。 ファンタジー映画大国アメリカの観客の目が肥えてたのがハリウッドでコケた原因やとあつぼうは思います。 原作では感じなかったんですが、映画版ではミニモイの世界に行くまでが凄く長く感じます。 だからこの映画って最初の掴みが失敗してしまってるので、映画の世界に入っていくのに苦労しました。 色々な事が唐突に起こるのでもう少し丁重に説明があっても良かったのでは・・・。 アーサー王の伝説がこの小説のベースにあるんやろうけど、あの剣を抜くシーンもこの伝説を知っててこそ「なるほど」って思えるシーンですよ。 知らない人には「あっ剣が抜けた」って程度のシーンになってしまいますね。 全てにおいてバックグラウンドの描き方が弱すぎます。 ピクサーやドリームワークスのアニメと較べるとそこらへんが格段に落ちますよ。 子供向けって書いたけど、間違いなくあつぼうの子供達は退屈する映画です。 だってミニモイ達が可愛くないから(笑)。 リュック・ベッソンは監督引退って事なんで、もしこの映画の続編が出来たら誰が監督をするんでしょうね。 興行収入では制作費の4分の1しか回収出来てないみたいやから大赤字の映画です。 キャラも可愛くないからグッズも売れないやろうし続編は無理かな。 評価(2.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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