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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:ベルギー映画
2007年 ベルギー/ルクセンブルク/イギリス/ドイツ/フランス マリアンヌ・フェイスフル ミキ・マノイロヴィッチ ケヴィン・ビショップ ストーリーは、ロンドン郊外の小さな町。平凡な人生を送ってきたまじめな主婦のマギー。そんな彼女の最愛の孫、オリーは難病に苦しんでいた。そしてある日、6週間以内にオーストラリアで最新の手術を受けなければ助からないとの宣告を受けてしまう。息子夫婦にそのための費用を工面する余力はなく、マギーは自分が何とかしなければと金策に奔走するが、どれも上手くいかない。そんな時、偶然目にした“ホステス募集・高給”の貼り紙に釣られ店を訪れる。ところがそこはセックスショップで、マギーの手を見たオーナーのミキからは、壁の穴越しに手で男をイカせる仕事をあてがわれる。一度は逃げ出したものの、孫のためと覚悟を決めその“仕事”を始めたマギーだったが、意外にもゴッド・ハンドと評判を呼び、たちまち売れっ子になっていく。 幼い孫を助けたい一心で飛び込んだ未知の世界で新たな人生を見つける初老の女性を演じるハートフル・ドラマ。 難病に苦しんでる子供にとっては時間というのはとても大切で貴重なものです。 そのタイムリミットが迫ってきたのに、何も出来ない親の立場って想像を絶するぐらい苦しいでしょうね。 そんな孫の状況を見ていたマギーは、高給を得るために風俗の世界へと足を踏み入れます。 もし自分の子供がこういう状況におかれてたら、自分の命にかえてでも助けてやりたいって思うのが親ですよね。 だからあつぼうはマギーの孫を助けたいって思いで風俗で働く気持ちも理解出来ました。 でも難病の息子と、風俗で働く母親との間に挟まれてたトムは複雑やったと思います。 心の中では孫のためにそこまでしてくれた母親の行動に感謝しつつも、風俗という部分が引っかかって素直に感謝出来ないんですよね。 自分の母親が孫のためとはいえ風俗で働いてるって知ったらトムのような態度をとっても不思議ではないですよ。 マギーが働く風俗店も淡々と仕事をこなしてるような雰囲気があって、いやらしくなかったです。 この風俗店での人間模様が面白くてホロ苦い中にもユーモアが散りばめられてました。 仮に風俗店で働くのが嫁さんなら、もっとドロドロしてたでしょうね。 テーマがテーマだけに好き嫌いが分かれる映画になると思うけど、ラストも良かったし個人的には好きな映画になりました。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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