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カテゴリ:私立小の日々
教室の黒板のカウントダウンはあと2日のままストップ 式の準備が整ったまま誰もいない体育館には生花が なんともせつないです。(被災地の方には申し訳ありません) 保護者会では卒業式ではそうであるように1年生の時の担任が児童一人ずつの名前を読み上げ、保護者が来ていれば校長から証書を受け取ります。児童は登校禁止。 「学校行事での活躍ありがとう」って校長・・・それは本人に言ってほしかった。 お世話になった先生方がずらりと並び、外部進学者は壁に貼られたり展示された絵や木工作品を受け取って帰ります。(内部進学者は学園を出るまで学校保管) 娘が描いた豪州ホームステイのアデレイドの夕暮れは緑や青が多い絵の中でひときわ橙色が目立っていました。最高傑作かも、と思うほどのいいでき。引率してくださった英語の先生にアデレイドの話を聞きながら画びょうを抜いてもらい、娘の名前のところはぽっかりと壁が見える空間に。 娘本人にこの瞬間を味わってほしかった。悔しくてたまりません。 担任からプレゼントされたのは卒業論文集と茨城のり子さんの「椅りかからずに」という詩。クラス38人それぞれに個性に合った詩が選ばれ卒業式に渡せるよう準備されていたのです。担任にとっては初の卒業生だった娘たち。地震の日のHRが最後になるなんて・・・とご本人も割り切れない思いを抱えていらっしゃいました。 クラスの半分くらいの父兄で校長に直談判し、状況が落ち着いたら生徒とのお別れ会を開いてくれるというお約束をいただきましたが、さて、いつになりどのくらい集まれることやら。国内外転居予定者も数人います。全員はもう無理でしょう。 理事会での卒業式中止決定ということでどの先生方も悔しさが滲んでいました。 娘は卒業証書は「見ない」というので、見せていません。 そして「私は小学校卒業してないから・・・。」 今は何も言えません。 中学始まったらそれなりに忙しくなるでしょう。 同じ進学先のお友達はなんと「総代」になるはずでした。 彼女の総代も見てみたかった。 でも、もう前に進むしかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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