135話 行水の池編
その夜 (室戸岬の行水の池で行われる「イルカの見せ物」まで後2日) 室戸岬のびしゃごの家では・・ 夫婦で いつもの晩ご飯を・・夫 「びしゃご・・いただくぜよ・・」びしゃご 「あなた・・今日も稗(ヒエ)と漬物だけで・・・(汗)」↑稗 夫は優しい顔で・・ 稗飯を見つめ・・夫 「びしゃごが作ってくれたモンなら・・なんでもゴチソウぜよ・・」びしゃご 「え? (いつもは自分の稼ぎ無しが原因なのに、ワタシに文句ばっかり言うのに・・(汗)」夫 「びしゃご・・すまないな・・ワシの漁の腕が無いのが原因で、おまんにまでヒモジイ思いをさせてしもうて・・・」びしゃご 「そんな!漁は水物ですから!(ドキドキ・・)」夫 「明日は頑張って、大物を釣ってびしゃごに白い飯を食わしちゃる♪ びしゃごはイルカの芸を頑張れぜよ♪(笑顔))」びしゃご 「はい・・(ウットリ)」 その頃・・ 庄屋の屋敷では・・お栄(庄屋の娘) 「八雲?どうしたの?ゴハンに全く口を付けないで?そのマグロ・・・ワタシが食べてちゃうわよ♪」八雲(お栄の飼い猫) 「にゃむ・・ (姉ちゃん・・・ボクは猫だよ・・・猫にマグロの切り身なんて・・・こんなモノを食べさせられていたら・・ボクは猫としての本能を失っちゃうよ・・)」お栄 「???」注:夫以外は動物の言葉が分かりません。八雲 「にゃむ・・ (今晩・・ボクは・・屋敷のネズミを捕まえて食べます・・では!)」 八雲は 軽やかな俊敏な動きで! ネズミを捕らえに行きました! お栄は・・ マグロを食べながら・・お栄 「あの猫・・・・・本当に八雲なのか?(汗)」また次回。この物語はほとんどフィクションです