テーマ:手作りの本 装丁(1)
カテゴリ:よき本
さてー。6月から手作りの本の教室に通い始めました。
昔から紙が好きで、本も大好きなので、とっても楽しみにしていきました。 大体12回で、まずハードカバーのノートを一冊作る予定なんです。 先生も一緒に作ってくださるので、オリジナルノートが2冊できます。 布でくるんだハードカバーのノート、日記などにしたら、ちょっと素敵ですよね。 早速どんな布にしようか、いろいろと迷って、布をインターネットで探したり、 お店に行って探したり、イメージをふくらませながら、布地を選びました。 ひとつは、大好きなリバティープリント ペーズリーの表紙のノートはちょっとお洒落でいいのではないかと、リバティープリント選びました。どんな感じになるでしょうか、、。 もうひとつはバティック。 これは本当はテーブルセンターなんですが、ろうけつ染めで、非常に面白い形になっていて、 この布地で、いろいろなブックカバーができそうです。取るところによって、ぜんぜん印象がちがうので、面白いものができそうです。濃い紺の色に赤がなかなか素敵なんです。 さて、バティックやリバティーのノートというより、無地の本、何を書きましょうか! 昨日初めての参加で行った作業は紙を四つ折にして折丁を作るというものです。 ちょっと厚めの紙を四分の一に折るんですが、繊維に沿って折る場合は折りやすく、繊維を折り曲げる時は抵抗感があると教えていただきました。まっさらな紙を竹べらのようなもので、すっと折ります。 本は、紙を四折、六折、八折などにたたんで、あとで、綺麗にカットするんですね。 綺麗に折って束ねると、なんだかそれだけでも本みたいと思ってしまうのですが、 まだまだ工程がたくさん。本当の本になるまではほど遠いのでした。(笑 先生のお宅には、なんだかへたすると拷問の機械みたいな立派なプレス機があって、折った紙をプレスするんです。そして、捨て折丁を挟むんですね。 これはカバーする布の分の厚みをさいしょからとっておくために必要な工程だそうで、 布の厚さを測るメータがあって、またこれがとっても可愛いんです。うんと薄いリバティプリントの厚みなんかが計れるんです。 やはりバティックは織り物なので、厚地になり、コピー紙三枚、そして、リバティは超薄いので、コピー紙一枚で、捨て折丁をつくりました。 そして、ボール紙をカッターできって表紙になるものを切ります。これが、ハードカバーの表紙となります。 この紙を切るという作業にいろいろコツがいって、先生のひとつひとつの工夫された作業工程をみて覚えながら切りました。 大きなテーブルの上での作業は、なかなか楽しいものです。工房には様々な道具があって、 その道具の一つひとつに作業工程があって、だんだんそれらしきものが作り上げられていくことがとっても楽しいです。まったくただの紙だったものが、ちょっと本らしくなってきました。(笑 以前、一年間、羊さんから糸を作り布地をつくるというホームスパンの工房で、仕事したことがありますが、体を動かし、何もないところから何かを作り出すって非常に興味深いプロセスなんです。働くって本来楽しいんですよね。 そんなことなど思い出しながら、実に何かを作る作業は心にも体にもいいもんだなぁと喜んでおります!クリエイティブ、手作業は、心にいいですね! 初日はだいたいそんな感じです。これから、本を糸でとじる作業があり、また、表紙の布地を裏打ちしたり、花きれといって、本の天地にある装飾で、綺麗に糸できっちりと編んであるものですが、そんなのを作ったりで、けっこう多くの工程があります。 伝統技法の本の装丁って、実に手作り志向の強いものなんですね。 来週は紙の展示会や、本の装丁の展示会がいくつかあって、それも行く予定でいます! さて、こんど月曜日は、仕舞いのお稽古です!笑。 ちゃんとできるかなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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