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テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:野球とスポーツ
今日はワールドカップ、フランス対イタリアの決勝戦だ。
よく南米やヨーロッパの国は、日本と違って広大な空き地がたくさんあり、子供がサッカーをしやすい環境だから強いんだと言われる。 確かにブラジルの少年は、素足にサッカーボールが吸い付いているようなイメージがある。 日本のような地価の高い国で、広大なサッカー場を確保するのは難しい。 ヨーロッパにせよ日本よりはるかに平地が多く、人口密度が低いわけだから、子供がサッカーをする環境には恵まれているのだろう。 しかし例外はイタリアのベニス。日本より遥かに子供のサッカー環境は悪そうだ。 こんな街では、子供がサッカーをするのは難しい。 ベニスの旧市街には車道がない。密集した住宅の中、狭い運河と狭い歩道が街を迷路のように駆け巡っている。 狭い路地ではサッカーはできないし、蹴ったボールが運河に落ちてしまう。 交通手段は水上バスにボート。救急車も消防車もパトカーも船だ。 ベニスは観光客には魅力のある街だ。行き交う車も自転車もいない。世界で一番散歩が楽しい街かもしれない。 しかしその反面、住民には不便な街だ。ベニスでは街の魅力と住環境は反比例している。特にお年寄りには住みにくい。 しかしそんなベニスの街にも、ところどころ狭い広場がある。広場には観光客向けのテラスがオープンになったカフェがあり、散策に疲れた観光客が休憩を取っている。 そして広場では、必ず子供が3~4人集まってサッカーボールを蹴っている。みんな上手いし、格好いい。 子供達は観光客に向かって、イタリアサッカーの底力を見せつけている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/09 12:51:49 PM
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