カテゴリ:雑感
さて、復路に恵んでもらった(泣)ビジネスクラスのおかげで、その日の午後遅くにロンドンに到着した後、翌日の金曜とその次の土曜と連続でそのまま出勤するだけの体力は温存できたとは思う。
しかし、機内でも咳がしつこかったし、実は今に到るまで本調子には戻っていない。 この某航空会社から恵んでもらったビジネスクラス、この間たまたまここのHPを見ていたら、最近になって新機種を導入したとかで東京~ロンドン間もこの新機種の導入路線になっていた。 お金も払わずに申し訳ない気持ちではあるが乗ってみていちばんに感じたのは、座席の横幅が狭いな、ということだった。 このところの航空会社のサービス(というより機種の内装だとか座席に付随する機能みたいなものは航空会社ではなくて航空機を作っている会社によるのだろうが)ではビジネスクラスもファーストクラスもいかに水平に近いところまで倒せるか→寝そべった時のタテの長さを誇っているところがある気がするのだが、そこにだけ重点を置かれて開発が進む間に、どうもおケツの幅の収まり具合に対する配慮がおろそかになっているではないかと思った。 これは非常に由々しき配慮不足と言わざるを得ない。 そりゃ「アンタのサイズの問題だ」と言われれば身もフタもないのだが、私は世界標準で考えればすごく横幅が世間を凌駕しているようなサイズでは決してないし、その私が「狭い」と思えば、もっとビッグな世界の皆さんにはもっと狭いのは事実だと思う。 で、タダ乗りなのに遠慮なく言わせてもらえれば今回の某社の映画のセレクションは貧弱だった。(スミマセン、ホンっトに遠慮を知りませんで) 観たい(観たくなる)映画がないのよ・・・いや、1つ2つはあるのだが、全体の数がめちゃくちゃ貧弱。 もしも片道12時間寝ない覚悟ができていたら、往復で全種類制覇も不可能ではない。 その程度の数のものすべてが心惹かれるラインナップだ、ということは皆無に等しい。 私のように普段は映画館に行かないが、どうしても飛行機に乗る回数が多いので、寝る時間を削ってでもおもしろそうなのがあれば機内では映画にかけたい人間には食い足りない。 最近はエコノミークラスとビジネスクラスとの間で、選べる映画の数に差をつけない傾向になってきているし、そのことは普段はエコノミークラスに乗ることのほうがが当然多い私には非常にありがたい。 ちなみに、このところ何度も乗ったKLMもエコノミークラスとビジネスクラスでの上映映画は同じだが、こっちは数が膨大だ。 今の今、ヒットしているものと、いわゆるクラシックなタイトルとして普遍の人気を誇るもの、子供向きのもの、ワールドシネマ・・・今、思い出す区分でもこれくらいはあり、1つの区分に最低8つはチョイスがある。 それから少し機内食に触れておくと、うーん・・・これも厳しいが、今はビジネスクラスくらいだと、びっくりするほどオイシイとかキレイだという感じではなくなってきているのだろうか。 特に日系の航空会社は、宣伝文句で「ドコソコの料亭のプロデュースでこういう料理を出してみました」「お好きな時間に乗務員に声をかけて下さればお持ちします」とか呼びかけてはいるが、そういうアピールと中身は、本当は別のような気がする。 数年前に行ったシンガポール航空の機内食は一応レストラン並みのクラスを保持していたし、それこそKLMの機内食も決して悪くない。 そこへいくと日系の航空会社は、なんだかちょっとアッパークラスの座席を売る時のウリの方向性がひょっとするとちょっとズレてきているのではないか、と思わなくもない。 しかし、今回そういうことを考える機会(言い換えれば楽天のネタか?)を与えて下さった某航空会社様のご配慮には心から感謝いたしますです、はい。 単独で日本から帰ってきてロンドン・ヒースロー空港に着くと、家に帰るまでは結構つらい。 やっぱり荷物があれこれあるし、それを持ち運びながら空港の中をうろうろする時にトイレに行きたくなったりすると特に。 本当は出張帰りだし空港から自宅までタクシーで帰って会社にそれを請求しても構わないのだが、タクシーだとおそらく50ポンド程度の出費で、日頃の感覚からするとたか~いと思ってしまうし、それを会社に請求するのはどうしても気がひける。 この際、市バス(2ポンド)に1時間40分乗りましょう。(笑) このバスにさえ乗ってしまえば、後はクマイチが最寄りのバス停に迎えに来られるタイミングになる。 特急でも急行でもない、普通の各停バスに乗車中の後半の時間にクマイチから電話があり、荷物もあることと、工事が続いていて道ががたがたになっている自宅付近の道をスーツケースとともに歩かなくていいように、車で迎えに来てくれるという。 「じゃ、もしも車で来てくれるんだったら、そのままDVDレンタルしに行っていい?」と クマイチに聞いた。 「ええー?でも疲れてるんじゃないの?」と彼。 「どうしても一緒に観たいやつがあるし」と私。 クマイチは苦笑しながら「いいよ、ちゃとが大丈夫なんだったら」と言い「なんの映画?」と聞いたが「ヒミツ~」と答える。 「あ、ひょっとして、アレ?」と聞かれたので「そうそう、ソレそれ」と答えた。 彼はわかっていたみたいだ。 私は今回の日本往復でその映画を機内ですでに3回観ており、さらにもう1回観ようという魂胆があったのだった。(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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