術後
父の手術から一週間が過ぎました。手術の翌日の夜、病院でかなり暴れたようです。当直の先生や看護婦さんがみんなで押さえなければならないほどの暴れ方だったようです。体中に色んなチューブが付いて酸素マスクもしているのにそれをみんな外してしまい大声をだして・・・終いには手足を縛られたようです。翌日私が行ったときには父は正気に戻っていましたが「さっきまでS子(私の妹)の子ども(中学生)が2人で来ていた」「何を尋ねても物も言わず涙ぐんでいた」「S子は昼も夜も子どもにご飯も食べさせていないようだ」などなど、事細かくはなし昨夜の出来事も自分は幻覚を見ていたと細部にわたって説明してくれました。もちろん、妹の子ども達は病院には来てません。おそらくそれも白昼に幻覚を見たのでしょう。母と二人、もしかすると手術をきっかけに痴呆が始まったのかもと頭を抱えました。あまりに様子がおかしいし気になったので帰宅後ネットで調べると『術後せん妄』という病名が出てきました。父の症状と一緒でした。術後に一時的にかかる病気のようで高齢者に多いとのこと。少しホッとしました。といっても、母は病院に泊まり込み父は我が儘ばかり言っているようです。夜の幻覚は一時はどうなるのかと驚きましたが今はかなり落ち着いてきたようです。癌の手術といってもそれに伴うこんな症状もあるのですね。初めて知りました。そんな状態が続いたのでいまだに集中治療室から出られません。はやく普通の病室に戻ってのんびり養生してほしいです。