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テーマ:鉄道(22860)
カテゴリ:東武電車の話
それは!東武鉄道の新型特急「スペーシアX」に乗ることでした。それもカフェが楽しめる1号車の「コックピットラウンジ」で! やがてドアが開き、黒い制服のアテンダントさんがうやうやしく迎えてくれます。私の1人席は、運転台の最後部。確かに前方の景色は望めますが、近鉄特急「しまかぜ」や「ひのとり」などに比べますと、少し眺望は落ちます。 この1号車「コックピットラウンジ」は、1人用、2人用、4人用のソファが並ぶスぺースで車端部にはカフェカウンターがあります。カフェ利用はこの1号車「コックピットラウンジ」、もしくは6号車「コックピットスイート」の乗客が優先使用でき、その他の座席の方は車内の案内にQRコードでアクセスし、整理券を確保することが必要です。 そのカフェ利用をどうしてもしたかったため、1号車「コックピットラウンジ」の指定券にこだわったのでした。 発車するとすぐ、アテンダントさんがカードとメニューを持って座席に挨拶に来ました。1号車「コックピットラウンジ」の乗客は、この整理カードを出せば優先的にカフェを利用できる旨案内されました。 この1号車「コックピットラウンジ」ですが、性格的には戦前の特別車「トク500形」をイメージしている様な気がします。展望デッキ、調理室、侍従員室を備えた定員僅か20名の「走る貴賓室」で、最初は団体用でしたが、後に日光線特急に連結される様になり、特別車利用料金も設定されました。 戦時中は一時廃車になっていましたが、戦後に復活。展望デッキは撤去されて密閉型の展望室に改造され、調理室の代わりにスタンドバーが設置されました。しばらくは特急列車の最後尾に連結されていましたが、都度方向転換をしなければならないという手間や、車体の老朽化と特急の高速運転化に伴い引退・廃車となりました。 車体のレプリカは1981年に東武動物公園が開園した時に園内の展示品として復活しましたが、木造車ゆえ老朽化には勝てずに現在は解体されてありません。 この1号車「コックピットラウンジ」は、1720系「DRC(デラックスロマンスカー)」の4号車に設けられたサロンルームに通づる物がある、という方も多いかと思います。あの当時のサロンルームは、特定の乗客が長居する事を憂慮して、椅子を簡素なものにしたと言われています。 今回、1号車「コックピットラウンジ」をフリースペースではなく、通常の特別車として売り出したのは1720系「DRC(デラックスロマンスカー)」の4号車に設けられたサロンルームのことを意識してとのことかもしれませんね。 春日部駅を出るとカフェの営業は終わります。あとは酔いに任せながら、高速で過ぎていく沿線の風景を眺めながらの汽車旅でした。 そして終着駅・浅草駅へ到着。約1時間30分の乗車でしたが、いつまでも乗って居たくなる楽しい特急電車でした。この「スペーシアX」には、他にもプレミアムシートですとかグループシートなど様々揃っているので、次の機会はそちらも試してみたいです。 鉄道撮影は鉄道会社と利用客関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。感謝!撮影地(駅)では挨拶を! 最近、Instagramのリール動画を始めました。QRコードを張っておきますので、アクセスどうぞよろしくお願いいたします。 Twitterもやっています。アカウントは「@Tabitotetsukiti」です。良かったら、フォローよろしくお願いいたします。 皆様から頂いたコメントには、随時お返事させていただきます。また、皆様のブログへも後程お邪魔させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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