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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

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Jun 21, 2008
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カテゴリ:映画鑑賞記録
http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/
"BROKEBACK MOUNTAIN"

監督・・・アン・リー
原作・・・アニー・プルー
出演・・・ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ、ランディ・クエイド、リンダ・カーデリーニ、アンナ・ファリス、スコット・マイケル・キャンベル、ケイト・マーラ、他。

・物語序盤・
1963年、ワイオミング州にある、ブロークバック・マウンテンの羊の放牧場に、季節労働者として仕事を求めてきた二人の若者、イニス・デルマーとジャック・ツイスト。
寡黙なイニスと陽気なジャック、対照的な二人は、放牧地と野営地を交替で管理する。
ジャックには牧場を経営する両親が居るが、父親と反りが合わず、その日暮らしだが、金を貯めて自分の牧場を持ちたいと語る。
一方、幼くして両親を亡くし、兄と姉に育てられたというイニスは、仕事が終われば、恋人のアルマと結婚すると話した。
二人きりで長い時間を過ごす間に、イニスとジャックは強い友情で結ばれるが、ある晩、偶然の成り行きで、友達の一線を越えて、肉体関係を持ってしまう。
自分はホモではないと言うイニスは、一夜限りの関係と、ジャックに告げ、仕事が終わると予定通りに、アルマと挙式した。
やがて夫妻には子供が生まれ、貧しいがそれなりに平穏な生活を送る。
しかし数年後、突然、ジャックから会いに行くという葉書が、イニスの家に届く。
訪ねてきたジャックが、夫イニスと熱烈なキスをしている所を目撃したアルマは、独り衝撃と絶望に震える。
その後も、二人は釣りに行くという口実で、逢引きを重ねた。
やがてロデオ好きなジャックは、会場で別の競技に参加していたラリーンと出会い、彼女と結婚し、息子を設ける。
ラリーンの父親は農機具を販売する会社を経営しており、義父からは冷遇されつつも、ジャックは裕福な暮らしを手に入れた。
だが、イニスとの関係は断ち切らないジャック…。

tuta

特に観たくはなかったのですが、アカデミー賞取ってたよなぁ、という事で、レンタルリストの下の方にメモ書き程度に入れておいたら、送られてきちゃったよというDVDです…。
ホモ映画なんて興味無かったが、観たら更にガックリしてしまった。
アン・リー監督作品自体が好じゃないし。
まあ、生前のヒース・レジャーを観てみたいという程度の関心はありましたけど。

断っておきますが、私は同性愛には、全然偏見は持っていません。
男性同士でも、女性同士でも、本気で愛し合っているのなら、カップルとして認めてあげるべきだと思う。
ただ自分達の為に、カモフラージュとして女性を利用し、散々傷付けておいて、俺達の愛は純愛だと酔い痴れている奴等に虫唾が走るんですよ。
時代設定が、何十年か前という事で、今みたいに大っぴらに付き合えなかったというのは判るんですが、いやしくも純愛だと言い張るのなら、どんな障害があろうと、二人だけで愛を貫け。
かなり胸糞悪い映画で、二人に同情できない。
子供の頃にイニスが目撃した、ホモカップルのように、リンチされて殺されるとか、そんなバッドエンディングなら納得もいきましたけど。

私達、出会うのが遅過ぎたのよ、とほざいて自分を悲劇のヒロインに仕立て、そんな自分に陶酔しているバカ不倫女と似ていて、全く共感出来ず。(;一_一)
いやいや、早く出会っていても、アンタは愛人止まりで、妻にはなれないからね。笑。

特に感銘を受ける部分は無かったのですが、素で思った事。
俳優さんて大変だなぁ。
綺麗な女優さんと、素っ裸で抱き合えるのなら役得(*^^)vと喜べるけど、男同士かよ…。
自分の中で、どう気分を盛り上げてゆけば良いのか。
まあ、西欧は日本と違って、男同士でも挨拶でハグやキスをするので、私達が思う程、抵抗は無いのかもいれませんが。

ヒース・レジャーの演技はなかなか堂に入っていましたね。
寡黙な男で、厳しい父親から子供の頃に、ホモなど腐った下衆野郎だと教え込まれていた人物。
これは統計的な話ですが、父親が高圧的で"男らしい男"しか認めないようなタイプの場合、その息子がゲイになる確率が高くなります。
抑圧される事に慣れてしまった繊細な男性は、そこへ逃げるしかないのでしょうね。
ヒースは、年を重ねる毎に、本当に老けて行く感じで、メイクというより、演技力で中年の男を演じていた気がしました。
一方、見るからにホモだろ、お前…という、ジェイク・ギレンホール。笑。
彼の方が生き方はスマート。
金持ちの女と結婚して、裕福な暮らしをしながら、妻にはゲイとバレずに、イニスとの関係を続けている。

時代が現代ではないという事もあるのでしょうが、イニスの奥さんが離婚調停の場で、夫がゲイである事を暴露しなかった点が不思議でした。
これは裁判では決定的に有利な攻撃材料ですよね。
最後まで黙って耐えているのが、個人的に納得行かなかったんですけど。
私なら探偵を雇って、決定的な証拠を掴み、養育費は勿論の事、慰謝料もふんだくりますけどねぇ。
若しくは、最初から全てを打ち明けた上での契約結婚ならOKですよ、私は。
世間体を繕ってやる代償に、自由で裕福な生活を保障してくれるリッチなゲイの方なら、大歓迎で~す。(^^♪

巷の評価の高さに比べて、私の中では、はぁ、そうですか…で終わってしまった映画でした。
ホモ映画という時点で、共感が持てなかったのが要因ですかね。(^_^;)

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最終更新日  Jul 3, 2008 06:46:10 PM
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