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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

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Jul 3, 2008
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カテゴリ:映画鑑賞記録
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"EASTERN PROMISES"
監督・・・デヴィッド・クローネンバーグ
出演・・・ヴィゴ・モーテンセン ニコライ
ナオミ・ワッツ アンナ
ヴァンサン・カッセル キリル
アーミン・ミューラー=スタール セミオン
イエジー・スコリモフスキー ステパン
シニード・キューザック ヘレン
ミナ・E・ミナ
サラ=ジャンヌ・ラブロッセ タチアナ
ドナルド・サンプター
ジョセフ・アルティン
ラザ・ジャフリー
オレガル・フェドロ

・物語序盤・
クリスマスを前にしたロンドンの街角を、お腹の大きなまだ幼い少女が苦しげに歩いている。
彼女は薬局に助けを求めて、その場で出血し昏倒してしまった。
病院に運び込まれ、助産婦のアンナ達が治療に当たるが、胎盤剥離による大量失血で少女は助からず、女の赤ん坊だけが一命を取り留めた。
少女の事が気になったアンナは、彼女の持ち物から、ロシア語で綴られた日記を家に持ち帰って、身元を調べようとする。
アンナの父はロシア人で、今は父の兄で叔父ステパン夫婦の元に身を寄せている。
最近彼女は流産し、黒人医師の恋人と別れたばかりで、傷心の身の上だった。
日記に挟まっていたレストランのカードから、セミオンという初老の男が経営するロシア料理店を尋ねたアンナ。
アンナを見て、卑猥な笑いを浮かべるセミオンの息子キリル。
初めは昔の店員かもしれないがと、素っ気無い対応だったセミオンだが、アンナが日記の事を口走った途端、自分が翻訳して、遺族に連絡してやろうと親切に。
アンナは店の前に止めたバイクの傍で、店のオーナーの運転手だというニコライに会う。
男達の雰囲気には、一般人とは異なる殺伐とした威圧感があり、アンナは彼等が堅気でない事に気付く。
不信感を募らせたアンナは、セミオンには日記のコピーを渡して翻訳を依頼。
そして少女の日記を読んだ叔父は、この日記を誰にも見せてはいけないと警告するのだった。

l_pins

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」から続けて、ヴィゴとクローネンバーグ監督がタッグを組んだノワール物。

こんな事を最初に書くと変態と思われそうですが…。
ヴィゴの股間の一物が、気になって気になって。
サウナで刺客に襲撃されるシーンがあるのですが、当然ヴィゴは全裸。
視線は見えるか?見えるか?と、股間に集中してしまいます。笑。
一瞬、一瞬ですが、丸見えで~す!(*/∇\*) キャ
でも、意外と小さいなぁと思った私。ごめんネ、ヴィゴ。
きっと、いざって時には、立派になるんだよね。
お尻の割れ目なんて大写しで、サービス満点です。
ワタクシ、悶絶してしまいましたヮ。(*≧∇≦)p

前作の「ヒストリー・・・」が、一見善良な市民なのに、実は…、という展開なら、今作は一見悪人なのに、実は…という展開で、逆になっただけじゃんて感じです。笑。
でも面白かったけど、ヴィゴのど根性とサービス精神を抜きにしても。(~_~;)
ヴィゴ、年齢を重ねて、渋さが増してきたなぁ。

少し前に、ロシア人の名前の構成を調べたのが、今回ちょっとだけ役に立ちましたよ。
アンナに父親の名前を訊いたセミオンが、それなら君は「アンナ・・・」だね、と言ったシーン。
父称を名の後に付けて呼んだ訳か、と。
些細な事だけど、知っていると楽しい。
他、入墨でその人間の辿ってきた経緯が判るというのも興味深かったですね。
これは裏道稼業の人だけの話ですが…。
向こうの入墨は、基調は黒ですね。
日本のヤクザ屋さんみたいに、派手な色遣いはありません。

個人的にはヴァンサン・カッセルが、高圧的な父親の下で、長年否定され続けた結果、高飛車な反面、鬱屈した性格になってしまったキリルを上手く演じていたと思いました。
なんで男親って、支配的で向こうっ気の強い性格の子しか、"立派な男の子"と認めないんでしょうね。
キリルは繊細な男の子だったので、父親の期待に添えなかったんだよね。
確かにマフィアのドンの跡取りには、気の弱さは欠点以外の何物でもないんだけど。
別に世襲制の職業ではないので、キリルにはキリルに合った職業を選択する自由も与えてほしいなぁ。
職業選択の自由~アハハン~♪(このCM覚えてる?)は、ギャングの息子にも与えられた人権だと思うぞ。

そもそもですね、アンナが警察に任せずに、自分で危ない場所に首を突っ込む所が解せない。
前振りで、彼女が流産したばかりで傷付いているという設定は持ってきていますが。
それにしても、病院の助産婦に過ぎないアンナが、何故危ない橋を渡ってまで、身元不明の少女の真相を探らなければならないのか。
明らかにヤバい連中でしょう…。
下手な正義感より、自分や身内の安全を考えた方が賢明かと。

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最終更新日  Jul 7, 2008 09:01:56 AM
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