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カテゴリ:映画鑑賞記録
"DRUMLINE"
http://www.foxjapan.com/movies/drumline/ 監督・・・チャールズ・ストーン三世 出演・・・ニック・キャノン デヴォン ゾーイ・サルダナ レイラ オーランド・ジョーンズ リー監督 レナード・ロバーツ ショーン GQ ジェイソン ジェイソン・ウィーヴァー アーネスト アール・C・ポインター チャールズ ・物語序盤・ デヴォンはニューヨークのハーレムで育った貧民階級の若者。 高校を卒業したデヴォンは、ドラムの技術を認められ、奨学金を得てアトランタのA&T大学への進学を勝ち取る。 入学前、別れたまま反目していた父の元を訪れ、自分が音楽で道を切り開いたと告げるデヴォン。 A&T大学のマーチング・バンドは名門だが、ここ数年は、ライバル校であるモーリス・ブラウン大学に溝を空けられていた。 指揮を執るリー監督の、伝統的な音楽に固執し、流行曲を軽視する方針が、観客に受けないのである。 しかし名門バンドだけあって、その練習は過酷そのもので、軍隊のようなしごきが毎日続く。 新入生達は訓練の後のテストで、レベルに応じて四段階のクラスに振り分けられた。 上級生も打ち負かす程の圧倒的な技術を持つデヴォンは、新入生で唯一トップのP1クラスになり有頂天に。 一目惚れしたダンス部のレイラとも親密になれて、全てが順調に進むが、彼の傲慢な態度はバンドの調和を乱し、軋轢を生んでゆくのだった。 マーチング・バンドはフットボール等のハーフタイムに、一糸乱れぬパフォーマンスを披露して、観客を沸かせる。 アメリカのスポーツ番組などではお馴染みの光景だと思います。 元々はチームの応援が目的のバンドだが、各校のマーチング・バンドの華麗な演技を競う大会が開かれ、テレビ中継される程の人気に。 その大会自体も、そもそもの起源はバンド運営の資金を集める、募金活動から始まったのですが。 派手な衣装と、激しい動きを伴った演奏で、その華やかさとテクニックを競い合います。 どうも私、この映画の脚本家と根本的に思考回路が違うようで、終始一貫、誰にも共感できずに終わってしまいました。 マーチング・バンドのパフォーマンスは迫力がありましたが、ストーリーには一切入り込めず…。 どの登場人物も好きになれなくて。 先ず、主人公が嫌い…。 唯我独尊タイプで、調子こいた若造なんですよ。 描き方次第で、厭な性格にも同情の余地が出てくると思うのですが、どうもこの脚本家と相性が悪いらしく、私には単なるウザい奴にしか見えなくて困った。笑。 そして彼と恋仲になる女も然り。 マーチング・バンドと一緒に踊るチアリーダーのメンバーですが、こいつもまた、女王様タイプで「私ってイイ女」を自覚している、自意識過剰なウザい女としか映らない…。汗。 まあ、厭な奴同士、気が合ったのかもしれないけど、私はこのカップルに共感できる所が一点も無く。 俺様&女王様な性格の人なら、この二人を自然に受け止められるんでしょうね。 父親との確執、貧民層出身、実は楽譜読めません、強制退部とデヴォンにも背負ったものはあるのですが、俺様万歳な性格を前面に押し出し過ぎているので、負の要素の描写が弱過ぎて、全体的にダウンの部分が目立ちません。 リー監督を演じたオーランド・ジョーンズ。 ルックスはとてもハンサムで、黒人ですが白人受けするイケメンだと思いました。 彼はオールディーズや古典音楽至高主義で、新しい音楽は完全否定するタイプ。 選曲も往年の曲ばかりで、客受けが悪く、流行を取り入れたプログラムを組むライバル校に勝てずにいる。 私は、リー監督の考えにも同調できず、反感が強くて駄目でした。 音楽は生き物ですよ。 クラシック音楽だって、作られた当時は最先端の流行曲。 だから古い物は素晴らしく、新しい物は陳腐だという考え方には、全く賛成できません。 伝統を守るのも良いけど、同時に現在も受け入れなければ、進化は止まってしまう。 結果的には、A&T大学の演目は、過去と現在の融合という形となり、成功に繋がる訳なんですが。 大まかな流れは、終始思った通りの形なのですが、何か私の求めている場所とは違う所で書かれている脚本という印象で、最後まで平行線でした。 私が書くなら、こういう表現はしないな、と思う人物像や台詞ばかりで。 要するに、この脚本家と私の趣味が違うという事なのでしょう。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 9, 2008 08:25:41 AM
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