テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:映画鑑賞記録
10/11(土)より全国ロードショーです。
http://www.fure-fure.jp/ 監督・・・渡辺謙作 出演・・・新垣結衣、永山絢斗、柄本時生、斎藤嘉樹、染谷将太、本多拓人、日向寺雅人、柳ユーレイ、モロ師岡、内藤剛志、他。 ・物語序盤・ 現実世界には興味が無く、小説の中の恋愛に夢中になっている、櫻木高校二年生の百山桃子。 ある日、本を読みながら歩いていた彼女の頭に、野球部の一年生エース大嶋の投げた球が当たり、気絶した桃子は大嶋に介抱される。 大嶋に一目惚れしてしまった桃子は、ラブレターを書いて下駄箱に入れるものの、大嶋は女生徒達の人気の的で、地味な桃子が相手にしてもらえる筈も無く。 そんな時、屋上で応援団の訓示を絶叫する男子生徒を見付ける桃子。 その言葉は、まるで自分を叱咤してくれる天啓のように響いた。 彼・山本龍太郎は廃部寸前の応援団に残った、たった一人の部員だった。 大嶋を応援できると考えた桃子は、応援団に入部する事を決める。 だが、団の存続には、最低五人の部員が必要だと、龍太郎から聞かされた桃子は、団員の勧誘に奔走。 その結果、吹奏楽部の譲二、合唱部の晃、ウェイトリフティング部の泰平という、それぞれの部で浮いていた者達が、団員として参加してくれた。 桃子の奮闘に感謝した龍太郎は、彼女を団長に推薦し、応援団素人の桃子は団長になってしまう。 そして翌日、練習試合で強豪・不知火学園と対戦する野球部の応援に駆け付けた応援団だったが、あまりにヒドい応援に、野球部も足を引っ張られて惨敗し、キャプテンから二度と応援に来るなと言われてしまう。 更に大嶋が不知火学園に転校するというニュースを聞き、桃子は呆然としてしまうのだった。 映画が面白いか面白くないかの境目って、何処で決まるんだろうか。 いつも考えているが、明確な答えは判りません。 で、この映画がどちらのゾーンに入るかと言うと、面白くない。(-_-メ) 緩いんだわ、脚本が。 何をだらだら、退屈な事をやっているのか、観ていて早送りしたくなります。 だからと言って、スローペースな脚本が全て面白くないという訳ではないのですよね。 地味でゆっくりと進む話でも、心に響く物語は書ける。 しかし、この映画の脚本は、私の琴線には殆ど掠りませんでした。 要するに、無駄と感じてしまうシーンが長過ぎるんだな。 応援団OBが現れて合宿するぞ、という辺りから、この話、丸ごとカットしてもOKと言いたくなる位、どうでもいい話が延々と続きます。 もっとメリハリを付ければ、感動的な話に出来たのに、兎に角、脚本が下手すぎる。 話自体は王道とも言える典型的なものです。 弱小応援団が、少しずつ鍛えられていって団結し、逞しく成長するという流れ。 ストーリーに意外性は求められないので、登場人物の台詞や性格描写が重要になってきます。 それで泣いて笑っての感動エンターティメントになるか否かが分かれる。 この映画は、途中が全然作り込めていません。 確かに、ラストは盛り上がったと思います。 新垣結衣も、他の応援団メンバー達も、応援団らしく機敏な動きを披露していました。 この辺りは特訓の賜物でしょう。 だから余計に、途中のぐだぐだな話が勿体ないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 25, 2008 02:31:23 PM
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