テーマ:TVで観た映画(3913)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"HARRY AND TONTO"
監督、製作、脚本・・・ポール・マザースキー 出演・・・アート・カーニー、エレン・バースティン、チーフ・ダン・ジョージ、ラリー・ハグマン、ジェラルディン・フィッツジェラルド、メラニー・メイロン、ハーバート・バーゴフ、クリフ・デ・ヤング、エイヴォン・ロング、他。 ・物語序盤・ ハリーは、愛猫のトントと共に、ニューヨークのマンハッタンにあるアパートに暮らす老人。 だが区画整理の為に、住み慣れた我が家からの立ち退きを迫られていた。 強制退去の日、迎えに来た長男バートに連れられ、郊外にある彼の家で生活する事になったものの、四人家族との同居は、住人全員にとってストレスとなった。 諍いを切っ掛けに、ハリーはシカゴに住む娘シャーリーを訪ねる事にする。 当初の予定では空路で向かう筈だったが、手荷物検査で猫を放さないハリーは、結局、バスで目的地に行く道を選ぶ。 しかしバスでも、ハリーは猫にトイレをさせる為、強引にバスを止めさせ、何処かへ行ってしまった猫を探してバスを降りる。 その後、中古車を購入し、疾っくに失効になった運転免許証で運転を続けていたハリーの前に、ヒッチハイカーの若い男女が現れる。 男の方は直ぐに次の車へと乗り換え、コミューンに行く途中という少女ジンジャーと二人の道行に。 ジンジャーとの話の成り行きで、ハリーは結婚前に付き合っていた奔放な女性ジェシーに会いに行く。 観てみたら、意外にもまだ一度も観ていませんでした。 有名な映画なのに。 映画で観ると、憎めないお爺ちゃんなんでしょうけど、現実に一緒に暮らしてたら、喧嘩が絶えないでしょうね。 我が家で口論が絶えないのと同じく、兎角、老人は頑固で独善的で、自分の能力が退化している事を決して認めない傾向にある。(^_^;) この映画の主人公は、元教師で教養もある。 でも、自分でも認めているように、気難しくて譲歩を知らない。 親友に言っていましたが、誰かと同居するには無理のある性格です。 通りすがりの他人から見ると、面白いお爺ちゃんなんだけどね。 長男のパートは孝行息子ですね。 あんな親思いの良い子を持ててハリーは幸せ者だよ。 長女は、誰が相手でも論破せずにはいられない父親に疲れたんでしょうね。 多分、彼に反抗して、早くに家を出たのでしょう。 結婚に四回失敗している所も、口煩い父親を持つ娘らしい。 でもこの親子、決して仲が悪い訳ではないです。 ホテル住まいの二男は、一見羽振りが良さそうですが、実は不動産の仕事に失敗し、妻子とも別居の一文無し。 でも弱みを見せられずに虚勢を張り、誰にも相談できない。 これも厳格な父親の元で育った人に多いタイプ。 書いてると、ハリーが嫌いになってきたョ。笑。 周囲の気持ちも推し量らず、自分の言いたい事だけ言って生きてきたアンタは良いけどさ。 誤解があるといけないので補足しますが、映画では嫌悪感は感じません。 ほのぼのとした良い映画です。 単に、身近な分からず屋の老人とダブってしまっただけの事でして。(^_^;) 今日も大喧嘩。 なんで普通に有難うと受け取れないんだ…。 何をしても文句しか言わない人と暮らすのはキツイなり。 ところで、沈黙の誓いというのは、どういう効果があるんでしょうか? 「ミス・リトルサンシャイン」でも、息子が沈黙の誓いを立てて、家族と揉めていましたが。 あの映画でも、世間とは多少ズレた個性的なお爺ちゃんが登場していましたね。 なんとなく家族構成が似ている。 ジャンルもロードムービーですし。 こちらはハリーとトントの二人旅ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 11, 2009 06:28:43 PM
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