テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"QUANTUM OF SOLACE" 監督・・・マーク・フォースター 原作・・・イアン・フレミング テーマ曲・・・モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ) 出演・・・ダニエル・クレイグ ジェームズ・ボンド オルガ・キュリレンコ カミーユ マチュー・アマルリック ドミニク・グリーン ジュディ・デンチ M ジェフリー・ライト フィリックス・レイター ジェマ・アータートン フィールズ イェスパー・クリステンセン ミスター・ホワイト デヴィッド・ハーバー ビーム アナトール・トーブマン エルヴィス ロシー・キニア タナー ジャンカルロ・ジャンニーニ マティス ホアキン・コシオ メドラーノ将軍 グレン・フォスター ミッチェル フェルナンド・ギーエン・クエルボ カルロス大佐 スタナ・カティック ニール・ジャクソン ・物語序盤・ イタリアのシエナ。愛するヴェスパーを自殺という結末で失ったボンドは、彼女を背後で操っていたホワイトの身柄を捕獲する。 だが尋問中、組織は何処にでも入り込んでいると不敵な笑いを漏らしたホワイト。 その言葉通り、数年間"M"の身辺警護をしていたミッチェルが突然発砲してくる。 世界各国の有力者が関わり、諜報機関深層にまでスパイを潜ませている巨大組織の存在が浮上し、ボンドは調査の為にハイチへと飛ぶ。 地質学者としてホテルに潜伏していた男を殺したボンドは、彼を迎えに来た謎めいた女性カミーユに促され車に乗り込む。 だがカミーユはボスであるドミニク・グリーンから抹殺の対象とされていた。 グリーンは環境保護を謳う慈善団体"グリーン・プラネット"の代表だが、彼の目下の目的はボリビアの地下資源を独占する事。 カミーユは諜報員だったが、ドミニクと取引を進めている独裁者メドラーノ将軍に近付く為、ドミニクに接近していた。 彼女はかつてメドラーノによって、家族を惨殺された過去を持ち、復讐の機会を狙っていたのだった。 一方、ボンドは上司である"M"の警告を無視して、関係者を次々に殺害してしまう。 ボンドの暴走は英国上層部でも問題になり、彼はアメリカCIAからも危険人物としてマークされる。 Mはボンドの命を守る為に、一時彼の身柄を押えようとするが、ボンドは飽く迄、グリーンの陰謀を阻止しようとする。 前作「カジノ・ロワイヤル」の結末から1時間後が、物語の起点となっており、シリーズ中で初の続編となる。 「カジノ・ロワイヤル」を事前に鑑賞しておくと、より理解が深まる。 私は公開時に映画館で観たきりだったので、細かい所を忘れていて残念でした。 007シリーズ、私は苦手なタイプで、これまでは映画館で観ようとは思いませんでした。 簡単に言うと、荒唐無稽なニヤケ男の話、という認識だったので。 現在の科学技術では実現できないような武器などが、平気で使用されていたじゃないですか。 あれが生理的にダメでした。 SFやファンタジーならば、何が出てこようと受け入れられるんですけどね。 現在を舞台にしている以上、ある程度は、現実味が無いと冷めてしまう。 ストーリーもご都合主義で、エンターティメントと言ってしまえばそれまでですが、心に残る何かを映画に求めている私としては、相容れない世界でした。 その認識が変わったのが、前作「カジノ・ロワイヤル」を観てからです。 新しいボンド役に抜擢されたのが、これまでのスケベなチャラ男風の俳優とは一線を画した、硬派な雰囲気のダニエル・クレイグだったのが非常に良かった。 既存のボンドのイメージと違和感が強過ぎるという事で、ファンの中では反発も強かったのですが、実際にスクリーンで観てみると、思いの外、男前でカッコ良かった。 筋書きも普通のスパイ物映画と変わらない程度に、荒唐無稽さが抑えられていて、これなら私も007を楽しめるぞ♪、と思ったのです。 今作は前作の純粋な続編という事だったので、これは観ておかねばと。 只、「ガジノロワイヤル」はジェームズ・ボンド誕生の物語だったので、時代設定が可笑しくないか?という疑念は心の何処かにずっとありましたが。(^_^;) ボンドは常に"今"を生きているヒーローという事で流してしまった方が賢明なのでしょう。 アクションは普通に考えると、何百回も死んでいると思うハードなものばかりです。 ボンドもカミーユも不死身度はターミネーター級ですね。 ドレス姿で手足を丸出しにしているカミーユ。 飛行機が墜落しても、掠り傷一つ負わない。 ボクの彼女はサイボーグですか?(^_^;) 調査に出向いているのに、情報源を尋問もせずに、次々と殺してくボンドにも呆れるけど。 それでは、スパイではなく、アサシンですよ…。 上司のMがお冠になるのも当然です。 「"脈なし"との事です。」「また殺したのね!(怒)」 相手の死を"脈なし"で表現したナイスな字幕でしたが、英語では何と言っていたのかな? でもMは理想的な上司ですよね。 問題児でも、「彼は私の部下で、私は彼を信じている」と言い切り、大臣相手でもCIA相手でも怯まず、体を張って盾となる。 自分が抜擢した人材である以上、絶対に責任転嫁や言い逃れはしない。 組織の頂点に立つ者としての威厳と覚悟がある。 又、信頼する者の前ではキュートな一面も見せる奥さんでもある。 ジュディ・デンチは嵌り役ですね。 こんな上司が居たら、何処までも付いて行きマス。( ^ー゜)b エロ度が低かったのも、好印象の理由の一つです。 007というと、ボンドガールやその他端役さんの素っ裸と濡れ場のオンパレードという印象でしたが、ダニエル・クレイグのボンドは割と純情で、相手構わずエッチはしません。笑。 お色気もゼロだと、既存のファンを裏切る事になるので、一応、彼をイギリスに送還する為に派遣された女性と遊んでましたけど。 でもそれもさらっと流す程度の描写で、全体的にストーリーとアクション・メインの硬派なスパイ物路線で行こうという意図が感じられました。 ヒロインとはキスのみ。 オルガ・キュリレンコはエキゾチックで魅惑的な女性ですが、彼女の裸は拝めません。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 13, 2009 03:25:00 PM
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