戦場のピアニスト
「戦場のピアニスト」。原題は「The Pianist」のみ。ロマン・ホランスキー監督。エイドリアン・ブロディ主演。主演のブロディ、この映画を観るまで知らなかった。でも今度何処かで見掛けたら、絶対に分かると思う。かなり個性的なお顔立ち。良い映画だったな。全編、重たい空気が流れているけれど。観て良かったと思う。戦争は悲しい・・・。どんな大義名分を持ってきたとしても、やっぱり戦争は悲しいものだね。少しずつ生活を脅かされ、追い詰められてゆくユダヤの人達の不安が伝わってきた。かつて人々が暮らしていた街が、瓦礫の廃墟となってしまった光景は、何とも言い様のない思いを抱かせる。主人公であるシュピルマンは、よくぞ生き伸びたと思うけれど、同時に命を落とした多くの人々の事を思うと切ないなぁ。