癌、闘病生活(いろいろな人の日記を読んで)
自分で作ったテーマが他の人とダブっていたので、そちらに合わせることにしました。そこで、同じテーマで書かれている日記をいろいろと読んでみました。去年6月末に、癌が発見され、7月中旬に手術、8月上旬に退院となりました。いろいろな癌と戦っている人の日記を読んでいると、自分がいかに能天気?なのか、そんなに深く考えていないのかがわかりました。たしかに気持ち的には前向きでいたほうがいいとは思いますが、自分はあまりにも能天気すぎるのか?癌をなめてるのか?といわれてもしかたないかもしれませんが(笑6月に検査を受けて、その日に入院、さらに絶食、首元から点滴を入れての栄養補給。レントゲンを見てもどう見ても手術が必要なこと。これらを主治医から話があったとき、多少はショックがあったけど、食事ができないと言われたことの方がショックだった(笑)いつから食事ができるようになるのか?そればかり考えていました。しかし、これでダイエットができるなぁと考えていたのが甘かった。栄養剤のおかげで、入院する前よりも1kg増えてしまっていた。恐るべし!入院中の検査は、レントゲンはそれほど苦じゃなかったけど、大腸ファイバーでの検査の時がけっこうつらかった。といっても局部麻酔をしているので、痛みとかは感じなかったけどね。生まれて初めて車椅子に乗った(笑癌の告知の時も母親と一緒に話をきいたけど、「やっぱりな・・・」っていう感じでした。前からお腹の調子が悪く、もし死ぬときはきっと胃がんかなんかだろうなとは、前々から考えていたので、だいたいの予想が当たり、あまりショックはなかった、ただ、母親はやはりショックらしく、夜は眠れなかったらしい。ちなみにぼくはぐっすり寝られました。どんな告知を受けても、前向きに絶対に治すと思っていたので、なるべく看護婦さんにも明るく話すようにしていた。あと、見舞いに来てくれた人に対してもね。だから、友達からは、病名を話しても「全然病人に見えないなぁ」などとよく言われていました。7月の手術の日、やはり手術するのは体が拒絶してたらしく38度の熱が直前に出た、看護婦さんが執刀の主治医に確認に行った所、大丈夫だというので、そのまま手術をすることになった。鼻からチューブを入れられたときはさすがに痛くて悲鳴を上げそうになった。あと、肩にする筋肉注射もけっこう痛かった。ストレッチャーで手術室に運ばれたときは、「テレビで見るのと同じだー」って思ってしまった。(同じであたりまえか)背中から痛み止めのポンプ?みたいなのを入れたときが一番痛かった。麻酔もすぐに効いたらしく「1,2,3で麻酔が効きますからね」と言われ、先生が3つ数えたら本当に意識がなくなった。そのまま、意識がないまま手術が無事に終了。気がついたらICUにいた。しかも、またもや高熱で39度くらいあり、解熱剤を入れられた。さすがに4日間は吐き気が止まらなくて、ほとんど眠れなかった。歩けるようになってからは吐き気も止まり、体中に付いていた心電図や点滴なども徐々に外れていった。8月上旬から抗がん剤治療が始まった。吐き気や髪の毛が抜ける、脱力感があるなどの副作用の説明もされたけど、多少の吐き気と食欲が少し落ちただけで、普段とはあまり変わらない。先生もおどろいていた。退院後から月1週間入院して抗がん剤治療をする。それを役半年続けてきた。副作用の吐き気は多少あるものの、ほとんど元気である(笑現在は、点滴入院はなくなったが、代わりにカプセルの抗がん剤を2年間飲み続けないといけないらしい。あとは、再発を転移がないことを祈るばかりである。こんな感じで、書いてる内容はけっこう他の人と変わらないかな?とは思うけど、精神的には能天気で前向きに考えていこうと常に思っています。病は気からとよく言われますが、本当にそうかもしれません。ちなみに、癌の種類は虫垂(いわゆる盲腸)にできた癌で、大きさは10×11cmあったらしい。(手術後、家族には見せたらしいが、当の本人は見られなかった。残念)ステージ4という診断でした。虫垂からS字結腸まで広がって、虫垂と結腸の2箇所を切断したそうです。他の人の日記を読んでぼくに比べたら、他の人は大変な思いをしてるなぁと思いました。出来た場所、ステージは違うけど、同じ病気として、がんばって治療をしていきましょう。絶対に治ると信じて。