今日の一日

　過日起きた秋葉原の無差別殺人事件は、ここタイの新聞でも連日のように報道されている。経済成長を成し遂げ、一時期は世界一安全とまで言われた日本であるが経済成長の行く末にこのような悲惨極まりない世界が待っていようとは誰も想像しなかったであろう。
　今タイも発展途上の道筋にあり、経済成長が著しいがこの国が日本のような後を追いかけていかないためには何か打つ手があるのだろうか。現在はタイの3面記事はもっぱら色恋沙汰の殺人事件が多いが、そのうち心の病から発生するのであろう無差別殺人事件などが多くなっていくのであろうか。
　この国の男性は一生に一度出家し戒律を学ぶしきたりがあるがこの出家の機会に精神面を醸成するようなことが出来ないのだろうか。そんなしきたりも無い日本では一体何をすればよいのか？
　昔を思えば子供のときは村のなかま、お兄さん達とのちゃんばらごっこから大きくなっていくと友人同士の旅行や、スキー、スケート、ボーリング大会、ピクニック、バーべキュー、キャンプ、江ノ島での海水浴、そういえばフォークダンスなどもあったな。サッカー、バレーボール、ソフトボール、バドミントン、卓球、野球、テニスなどのスポーツ大会などなつかしい思い出があるが最近はそんなこともしないのだろうなあ。心の病に陥らないためには人と人との付き合いが特効薬なのでは？

　そんなことを考えながら新聞を読んだ。