日本では9月に封切りとなった黒沢清監督、小泉今日子、香川照之のTokyo Sonataを観た。リストラにあったが家族には、そのことを言えず毎日ハローワークに通うサラリーマン達、大学に通いながらアルバイトに精を出し世界平和のためにと理想を掲げてアフガンへ志願兵となって出発する長男、ピアノを習いたいが父親の許しが出ない次男、やがて家庭が崩壊して行くさまが、見事に描かれている。
後半はモールの清掃係りの職を見つけた父親がトイレで置き忘れの大金を拾い猫糞しようとして走り回る。一方強盗に押し入られて人質となって海岸へと車を運転させられる母親、そこからの再起がコメディーとして描かれており、落ちは次男坊がオーデションで天才ピアニストのようにピアノを弾く様子が再起の様子を伺わせる。
そんな映画であるがこのところの不景気からこのような風景の一部がこれからどこかで見られるのではないかと気にかかる。これを今の時期に日本で見たら師走の風の冷たさとともにさぞかし「おー寒}ときそうだなと感じた。
外に出るとこれからクリスマスに向けて街のネオンがまぶしかった。
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Last updated
2008.12.08 00:20:14
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