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カテゴリ:映画
以前、原作を読んで感動した作品が映画になって
どんな風に描かれてるのか興味津々で、土曜日封切初日に観に行ってきました。 う~ん。。。 期待ハズレとまでは言いませんが 削ってほしくナイ場面がしっかり抜けていて残念だったなぁ。 “家族愛”“夫婦愛”をメインに押し出してるから仕方ナイんだろうけど 主人公の役所さんは良かった。 私は癌に侵されて衰弱して行く父の姿を、最初から最期までそばにいて見ていたので 日に日に痩せて行き、顔つきも変わり、声に張りがなくなって行くという 役所さんのリアルな演技に、8年前を思い出していました。 最期までタバコを吸う姿や、意識が朦朧としているのに 何かを必死に伝えようとしている姿・・・ 何から何まで父の様子と酷似し過ぎて、ちょっと辛かったです。 奇しくも映画を観に行った日は 父が8年前に危篤に陥り意識がなくなった日でした。。。 映画を観終わった後、色々と考えさせられました。 ジィには私より先に逝って欲しいってコト。 こんな風に書くと誤解を招きそうだけど^^; もし、私が死んでしまった後にジィが病気になった時 誰も看病する人が居ないとか 最期を迎える時、誰もそばに居ないなんて考えたら・・・ね^^; そしてもっと自分はもちろん 自分を取り巻く様々な“これから”を大事にしようってコト。 このトシになって、新しい人生を歩み始めた私。 普通の夫婦よりも一緒にいる時間は短い。 当然、その分思い出も少ない。 死を覚悟した時って、色んなコトを振り返ると思う。 何も特別な思い出じゃなく、普段の生活の中での私を思い出した時に イライラして怒ってばかりの可愛くナイ私だったら悲しいし 自分が先に逝く立場だったとしても、きっと後悔すると思う。 出来れば笑っている私を思い出してほしい。 そして、この人生を選んだコトに間違いはなかったって思ってほしい。 映画では、何か辛いコトがあるといつも鼻歌を歌う妻が居て そうするコトが、気分を軽くする“おまじない”だと思う夫。 そんな妻に癒されていたコトに気付く。 妻を想う時、そんな優しい姿だったら素敵だなぁ。。。 なんてコトを考えると、今の自分じゃダメだなと 笑ってる自分で居るために、何を大事にすれば良いのかがわかったような気がします。 この私がこんなコトを考えるなんて。。。 【象の背中】ちょっとオススメです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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