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私の活きる道

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お猫2006

お猫2006

Category

2006.02.08
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カテゴリ:家族
数年前に月9でやっていたドラマで凄く気に入ったものがあった。

あまりドラマを見ない私にとってそれはとても珍しく、毎週欠かさずみたものであった。

中でも一話だけ忘れられない回があった。たしか、当時も何度も繰り返しビデオを見ては号泣した覚えがある。

偶然にもさっき、テレビをつけたらそのドラマのその一話が放送されていた。

小さい頃に親に捨てられた子が、大人になり音信普通だった親と、病床の上で再会、そして、父親の死を看取る...という内容。

はっきりとエンディングまでストーリーを覚えているのに、何故か今日も泣いてしまった。しかも、号泣。

私の両親はまだ健在です。

三人兄弟の末っ子として生まれた私は、本当に自由奔放に生きてきたなぁと今になってしみじみ思う。

それでも躾の厳しかった父は、悪い事をすれば殴ったり、ビンタ、外へ放り出されたり、そんな事はしょっちゅうだった。
ただ、そんな次の日から私は当たり前のように父をシカトするのだが、数日後、必ず私にプレゼントを買ってくるのである。

小さいながらにも、それはとっても気恥ずかしかった。

そんな父も私が20歳になったときから、一切の干渉をしなくなったのである。
19歳までは、夜遊び、タバコ、酒。本当に叱られっぱなしだったのが嘘のよう。
『自立できる大人なんだ』と誰よりも強く成人の大切さを感じたと思う。

今、こうやって結婚し、自分の責任で、自分のお金で世の中を渡っていくと、親って言うのは本当に大変なんだなぁと身にしみて感じる。
と同時に、私は本当に親に迷惑ばかりかける子だったなぁ。と反省をする。

昔が嘘のように優しく、仲良く話をする父に、感謝の気持ちでいっぱいだ。

曲がった事が大嫌い。男というものはこういうものだと、いつも背中が語ってた父。私は本当にあなたの背中を見て育ったよ。
あなたの厳しさは、誰よりも深い愛情だったって今になって解ります。
『可愛い子には旅をさせろ』って。

ありがとう。
これからもいっぱい心配かけるかも知れないけど宜しくお願いします。





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Last updated  2006.02.08 16:02:02
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