カテゴリ:家族
5年前くらい、父が親戚の法事に行き、終わってから夜までずっとお酒をかなり皆で飲んでいて、酔っ払った声で
『お~い、迎えに来てくれぇ~』 と、電話がありました。 仕方ないなぁ、と重い腰をあげ、私は車を走らせました。 親戚のお家に着き、挨拶をし、酔っ払ったお父さんを連れておいとまさせていただいた。 『お父さん、随分飲んだの?』 『あぁ。』 ・・・うちの父は、ほんと昔ながらの父親で、厳しくって、毎日お酒を飲み、同僚を連れてきては家でマージャンをし始めたりと、とにかく昔ながらの男です。暴力は無かったですよ(笑)そして今はかなり丸くなりました♪・・・ 親戚のお家はど田舎で、ただただ敷地が広く、門を出ると小さな道路があり、その先には、なぜか1m程下がった畑がありました。 私は更にその先の空き地に車をとめていたので、 『お父さん、車あっちに止めたから』 と、父より先に歩いていると・・・ ドスンッ 物音がして、振り返ると父がいません(笑) もしかして・・・と思い、 『お父さんっ』 と、呼びかけると、 『おうっ』 と、真っ暗な中、笑いながら畑をよじ登る父を見つけました。 見ると喪服は土だらけ 私も父も(不謹慎で恐縮ですが)笑いをこらえて帰りました。 『その喪服見たらお母さんに怒られちゃうじゃん。』 『そうだな』 と。今でもあの、暗闇の中笑いながら畑をよじ登る父を思い出して笑ってしまいます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.06 17:24:06
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